2013年02月24日

テスト対策のプリント

自分でできる子にとって必要なものにノート、教科書、問題集というものがある。

問題集については多ければ多いほどよいかといえばそうでもない。
なぜなら人間に与えられた時間が無限でない以上、多くをやることはすなわち精度が上がらないことをも意味するからだ。

たとえば過去問を30年分1周するのと過去問を10年分3周するのとを単に比較してみるとどうだろう。
答えはかんたんではない。

だからヴォクはテスト前の対策問題の数をよく考える。
あるときは1日20枚を4週間続けるだろう。これはよくある。
あるときはもっと少ないものを絞って繰り返すように指示するだろう。たとえば一つの長文は喉がかれても最低5回は黙読音読を繰り返しなさいと指示する。
またあるときは対策はひとりで好きなようにしなさいと伝える。

逆にやるべき勉強手順に答えがあったらみんなそうするし答えなんかないからおもしろい。
かつて栄東からお茶大に進んだ方が中2から高1の頃にやっていた勉強法は斬新なものだった。ヴォクは驚いてそんな勉強法をつくったのか!とのけぞった。

教科書の中の自立語の全部にチェックペンを入れる。自立語というのはご存知の通りそれだけで意味を持ち従って文節をつくる言葉である。かくして歴史の教科書は助詞助動詞を除いて真っ赤だった。
それを緑のシートで隠してひたすら暗記。
彼女は日本史がそれでいつも満点近かった。

憶えるまで覚える。根性という言葉がよく似合う勉強スタイルを彼女は作り上げてゆき高2、高3になるとさらに進化していった。
その話もまた書きたい。

話戻って、問題集は多ければ多いほどいいとは思わない。
必要なものをセレクトしたらそれが身につくまで繰り返す。
そういうスッポンみたいな姿勢が学習には不可欠なんだ。
あずかった小学生全員にこれを伝えている。
テストの準備と対策は自分でできるようになってほしい。
だから定期試験の過去問は絶対に一枚も手渡さない。

いま持っている教科書と問題集、こたえはこの中にある。
一問解いたら知識なら覚えるまで問題なら自力で解けるまで繰り返して復習せよ。
しかし一回の復習でマスターするにはどうしたらいいかも同時に考えよ。


この記事のカテゴリは「こたえはこの中に」しかない。
「この」は掛詞で。

あれ、カテゴリが見当たらないなぁ。
カテゴリが多すぎるのも問題だ。

メニューは「ラーメン」しかないラーメン屋みたいにカテゴリなんかないのがいいのかな。

ほなね。

失敗体験を生かして

キーボーの白いマグカップでコーヒーを飲みながら失敗を振り返っていた。いつものように。

個人で塾をやっている。ひとりで相撲をやっているようなもので勝つも負けるも相手が自分しかいない。

満足できるような日は多くなく毎日のように失敗のことを振り返り翌日の取り組みに生かそうと思っている。
とくに不合格の経験は、日常の指導でもっとも生きてくる。
不合格だったときはもちろん悲しいしそれを言葉にするのは当の不合格者に悪いが、悪いがその記憶は毎日のようにこびりついていてどうしたら繰り返さないですむかと考え実行することができる。
ご退会も同じで反省材料となる。短所を見つめる最大のチャンス。光塾では中高生の募集をしていないこととチラシをまかないことが原因で、もしも小学生を預かってきちんと指導することができなければ塾がきっちりつぶれるようにできている。意図して運営している。もちろんつぶすつもりはいささかもないので、これでも必死で指導している。
中高生も時期ごとに自己ベストを伸長していくことが暗黙で自明の目標のひとつになる。
当たり前のことすぎるし塾側の都合などどうでもいいことなので一度も書いたことはなかったけれど。

個人で塾をやっているとまずご苦情をいただくということがない。
全部任せていただく代わりにご苦情はいただけない。
頼りになるのは失敗体験ばかりだ。

保護者と子どもの信頼に応えるため結果を出して笑いたい。
光であずかった小学生全員が自分でできるように育ってほしい。
そして桜の花の匂いの下、握手をしてさようならをしたい。

だから不合格の記憶と退会の記憶、失敗をてがかりに今の指導でヴォクにできることをくまなくやらねばならない。
今に生かすために、不合格の記憶は記録としてもすべてエクセルにメモされている。メモしなくとも忘れたくても忘れられないがメモもされている。その記憶の履歴は一生、消えてなくなるということはない。不合格だけではない。子どもが志望校受験をあきらめたこと、受験できなくなったことの記憶も同様。

今に生かすためにホームページには不合格者数も載せている。
何年間も一緒に精一杯闘ってきての結果だ。
これほど重要な記録はない。

大会で優勝する、それはそれで立派な体験だ。
でも負けた経験はどうだろうか。
ずっと何年も後になってその経験こそいろんなシーンで生きてくる。
せっかく生きてくるのならもう明日にでもつなげたい。いやつなげる。

今年の受験生、もちろん受験の全員合格を願うばかりだ。
闘いはいよいよだ。
いままでの成功も失敗もすべての経験を生かして本番で自分のできることをやってほしい。
自分の相撲をとる。



posted by ヒカリ at 00:04| 失敗は成功のマザー by ミスター | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月21日

どうでもいい話(174)スピード○を身につけるために(2)

どうでもいい話。
学力とスピードは比例する。


そして、スピードはノルマ意識の高さに比例する。




スピードを上げるためには何時までにそれを終えたいのかを明確にせねばならない。
一冊の問題集を終えるのに一年かけるのか3か月で終えるのか。

3か月で終えるためには毎週のノルマはどういったペースになるのか。
毎週12ページがよいのか。否か。
週速は何ページなのか。
日速は何ページなのか。
今日のノルマはいつやるのか?
いまでしょう。(いや、自分で決めた期限に間に合うのならいつでもいい。)

復習は何ページずつ行うのか。
期限を守り続ける子がスピードの上がらなかったことはない。
期限内に終えようと思うならしかも部活動や課外活動もしたいというのなら、方法はふたつしかない。
寝る間を削って勉強にあてるのか、限られた時間内で集中しスピードを上げどんどんさばくのか。
スピードを上げるには今日の期限を守るペースで進めなければならない。
それが終わらないならご飯を食べてもいけない。
それが終わらないならニュースを見てもならない。
終わるまでそれ以外のことをしてはならない。
ながら勉などスピードが遅くなる最高の方法をとってはいけない。

逆にニュースが見たかったらその開始時間までに今日のノルマを終えてしまえばよい。

ノルマを手早く終えスピードもあがっただろう。大仕事のあとのニュースやご飯なら楽しさも倍増するというもんだ。

ほなね。
posted by ヒカリ at 06:10| どうでもいい花波詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月19日

どうでもいい話(173)スピード○を身につけるために(1)

たまにはどうでもいい話。
学力とスピードは比例する。


例えば中1生が中学理科の光と音の勉強をするとして、もしも(あくまでもしもの話だが)高校物理の波の単元まで一気に勉強し終えているとする。それは、NHKの高校講座物理なども利用すれば不可能なことでもない。
高校物理までさわっている彼\彼女は、レンズの焦点距離1つを求めるのでも、複数のアプローチができるだろう。解法を複数もっている。
ある時はもちろん、原則通り手早く光線を作図し、2つの合同な三角形に着目して、(光源の物体と同じ大きさをもつ)実像までのレンズからの距離の半分を求めることをするだろう。
あるいはまた、単純に
1/f=1/a+1/b
のレンズの基本式から瞬間的に焦点距離を求めることもするだろう。(スピードアップのもと)
物理に限らず化学物理生物なども中学課程では理由まで触れないものの多くが高1、2の課程で触れられる。
現象の理由がわからないから不思議だけが増えるというのが中学理科現行カリキュラムの特徴かもしれない。力の単元しかり遺伝の単元しかりイオンの単元しかり天気の単元しかり。
もちろん高校で習ったその先にも不思議がもっといっぱい広がっていくだけなのでそれは学問の学問たる所以といえばそれまでなのだが。

話を戻して先の方まで学んで知識を拡げておくことは、問題に応じて楽で便利な解法の選択ができるのが強みとなるしなにより、問題の意味や背景も分かるので楽しめる。
このように、解法を多くもっておくことがスピードアップのー因となる。

国語を例にとれば、高校入試問題の古文漢文は高校で履修する古文漢文を一通り学んだ後ではかんたんに感じられるものだ。

英語でいえば高校入試の過去問、英検2級の過去問などほとんど何もさわらなくとも先に高校2年生程度までの英語を順序よくやっておけば、受ければその試験を通過できるだけの実カがつく。読解のスピードも勘で読み解く必要が小さいので速いだろう。

そういうことがあるので学年の壁というものをとっぱらって自分の好きなものを先の方まで学んでみることはスピードアップという意味でも役に立つものだし、スピードがあれば少ない時間でさらに先のこともスピーディーに学ぶことができるようになる。
少し先の方まで触っておくということが、スピードアップにどれほど有効か。
すこし先の方には統一的な理論や理屈(のように見えるもの)がたいていある。
そのすこし先のすこし先にもさらにもっと統一的な理屈(みたいなもの)があるだろう。
問題解決ということに限って言えばそれを知っていることは有益であることが多い。

また入試問題では出題時に次の課程で履修することに題材をとっているものが少なくない。

中学数学の問題の中には高校数学を利用したら瞬間的に解決できることが山ほどあるし(「高校への数学」や「体系数学」はそこのところを具現化している。たとえば三角形の面積の公式をたくさん知っているのはたんにスピードアップという点でも意味は小さくない。)、高校の文系数学の微分積分が理系数学の微分積分を用いてかんたんになることも多い(東大京大一橋の文系数学受験者の中では理系の微分積分くらいまでは一通りやっておくというのは半ば常識的になっている)。
同様に、高校の微分積分が大学の範囲の微分積分でより単純に説明されることも多い(「大学への数学」や「フォーカスゴールド」などはそれを示していると思う)。

入試問題の理論的な背景(次の教科書で導入されるはずのこと)を知っていたら入試問題の趣旨がつかみやすくなるため問題の解決速度、試験の解答速度も上がるだろう。

逆に、数学オリンピックの優勝者が入試数学になると苦手で解くのに時間がかかって仕方がなくて・・・と言うのはあまり聞いたことがない。
三角形の面積の公式をたくさん知っていたらその都度一番速い解法の選択ができる。
どうして入試問題を解くのに不利になることがあるだろう。





ほなね。
posted by ヒカリ at 06:05| どうでもいい花波詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月16日

公立高校入試問題で単元の仕上がりを確かめながら

きょうの問題では千葉県と神奈川県の今年の問題を扱った。
すごくいい問題があった。

平成25年千葉県理科の海陸風は中2の練習に。
平成25年千葉県理科の光の反射は中1の仕上げに。
平成25年千葉県数学の証明問題は中2の証明の力試しに。60°−同じ角というど定番の問題演習として。
平成25年神奈川県の電流・電力は中2の演習に。
平成25年神奈川県の社会の入試問題がすてき。
平成25年の神奈川県千葉県埼玉県の英国はまだ解いていないのでたのしみ。

問題と解答
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/index.html


中2数学では合同と証明のだめおし演習。
駄目押しというのは一度鉄人認定された単元について再度認定試験を行うこと。
技術的な意味合いはほとんどない。


1枚目は、難度Bのセット。全国正解率23%、22%、21%、20%の証明4題だった。出典はいつものように『正解率50%以下の入試問題』と「全高入」(旺文社)より。
完答だった。

2枚目は難度Cのセット。中点連結定理や円周角の定理などを利用する合同の証明問題など。ここも問題なかった。

正解率1桁といっても他の大問とセットで扱っているわけでもなく、制限時間も1題に5分あった。
やはり鉄人は鉄人だった。一度鉄人になった単元についてダメ押しのテストをするのには精神的には自信がついていい。
技術的な完成度は同じだけども。

今日は他の全教科もダメ押し練習をした。他の教科も鉄人は鉄人だった。
今日わかったことはそういうことだった。
心を整えるには、こういうのもたまにはわるくない。

重問と軽問のはざまで 〜受験生正解率0.2%という現実に対する処方箋〜

試験のメリハリをつけるライジングショットの話の続きとして。
http://selflearning.seesaa.net/article/248894998.html
コーチえのもとはライジングショットの打ち方を僕たちに教えてくれた。
いまもヴォクはよく考えている。
相手の力をそのまま自分の力に変えるその打ち方のことを。
ボールがバウンドし頂点に達する前に打つだけで相手の力を反動し速い球が打てる。
クルム伊達選手が一流でいるのもこの打ち方をもっているからというのが大きい。

入試問題でも同じことができる。
速い問題では速く解き、遅い問題にも速く解くという仕方がある。
言葉を選ばずに言って、高校入試問題レベルではスピード○を身につけているかどうかが合計得点を左右する最大の要素となる。
要素のうちのひとつではない。
最大の要素となる。




試験では時間をかけた分得点が大きくなる問題と、時間がたとえ一日あってもあまり得点が大きくなることが期待できない分野の問題(以下、軽問)がある。
もし時間がたっぷりあったら精度の上がる領域、たとえば現代文の読解や数学の計算にはじっくり時間をかけるのが従って、戦術となるだろう。
軽問に時間をかけるのは試験でやってはいけない一番のことになる。
試験では重問で速度をやや落とし軽問では最高速度で通過する。
このスピード意識、メリハリが集中力のコントロールとなるのだ。

試験では大問1から順に解く必然性はいささかもない。
問題用紙を開いたら、時間をかけたら解ける問題(以下、重問)をどのタイミングで解くのか、それを決めるのが大切だ。
スタート後すぐに重問に手をつけるのか、先に軽問をさばくのか、1、2年分の過去問演習で決めるべきことのひとつにその解答順というのもある。
(ぼくは必ず重問から解く。)

難問題が難題になる理由にはいくつかある。
4つの大きな要因として、論理性、知識のマニア性(教科書の欄外の注に載っているレベル)、計算、そして時間がある。

たとえば以下の公立高校入試問題大問4(3)の受験生正解率は0.2%であり500人に1人(くらい)がその技能を身につけている。
image-00250217000810.png


「あとで家に帰って時間があったら解けたのですが・・・」というステージからいかにして試験時間内に解ける段階に上がるのか、そのことについてこれから書いてみたい。

重問題から解くことの効能は決して小さくない。



埼玉県公立高校入試数学 問題と解説
http://www.center.spec.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=3022&nc_session=3a97tm0ik0j5l4knlai2opvil2

思考と解答のスピードを上げる大前提として、文字や数式や図を書くスピードを上げるということがあるが、それについてはここでは問題としない。

0.9ミリのシャーペンを使ったり柔らかめの芯の鉛筆を使ったりすること、普段からフリーハンドで図や表を手早く書くことは習慣にしておきたい。


posted by ヒカリ at 12:24| 赤いマリオと緑のルイージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする