2016年03月13日

原因を探る旅

原因と結果の法則という言葉がある。
「原因があるような気がします。」

ヴォクはその言葉の意味を考えてみる。
いったいどんな原因があるというのだろう。

病気にならウィルスだったり病名だったり原因(らしきもの)が特定できることがある。

勉強が不調のときは原因を考えてみる。
言葉、用語、定義の理解は正確か。

言葉を正確に覚えたか。
用語を正しく読み、書きできるのか。

ちょうど同じ日にコンビニの店員さんは言った。
「私の中では認めていませんが鼻がとてもむずむずします」と。

なるほど鼻がむずむずするのを花粉症だと呼ぶのは簡単だが、花粉症に打ち克つために花粉症と思わないようにするという作戦もあるのか。

かたや原因を探る思考、かたや原因を探らず気力で乗り越える考え方、方向性は真逆だが180度真逆なため両者はつながっている。

原因と闘っているという点において同じではないか。
O西中の定期試験の記録用紙に書いてあった言葉がある。

「努力したからといって結果が出るとは限らない。
でも結果を出した人は絶対に努力している。」

努力は結果の原因である。
結果を出したかったら努力をしておくのがいい。
それは努力が結果の原因になっているからだ。

しかし結果は出ないこともあるという現実を突きつけられる。
いや、結果はただ目に見えないだけで時期が経てば、時間が経過したら「大きな花が咲く」。

そんな風にお母様がおっしゃってくださった。
ヴォクはこの悔しさを忘れない。
ずっとこの記憶を引きずりながら仕事をする。
たとえ不合格という結果が変わらなくとも、これではあきらめがつかない。

原因は見えないようで見える。
原因を探りながら生活する(ことを習慣にした)という点において、一段次元の高いレベルでこの子は学習をすることになる。

あのときの原因を克服しようとして、もう次の舞台へ向かって、新しい一歩を前にむかって踏み出したんだ。それは目を見たからわかるんだ。

どの本を全部覚えればいいのだい。
あたしは暗記が大の得意なのよ。
オレンジペンでカッコの中に用語を書きまくって、
赤いシートで隠して、
かたっぱしから全部覚えるぞ。

そんな風に目の中に書いてあったんだ。




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posted by ヒカリ at 00:46| 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月10日

「大宮高校、不合格でした。」

不合格の発表後本人はすぐに連絡をくださった。
すぐに。

平成28年度入試で、1人、不合格がありました。
大宮高校。

本人は言ったこと、約束したことを全部やる子です。毎回感動するほどパワーアップした姿を見せてくれる子です。

光の指導力不足です。申し訳ない気持ちでいっぱいです。

人ごとのように書きますが、新しい一歩を踏み出せますように。



(日本の塾(という名で呼ばれているもの)は、合格者のことは書いて不合格者を隠蔽するところがあるように思う。そんなことをしたら他ならぬ受験した当人に対して失礼だ。本気で一緒に勉強して結果不合格だったとしてどこに何のはずかしさがあるというのか。)

2016年03月02日

平成28年 埼玉県,公立高校,入試問題,解答,解説,分析

入試と発表がかわるがわる訪れている。
1月の中学入試、2月の大学入試に続いて、3月の公立高校入試の日が来た。
15:10 学力検査試験終了。


問題、正答など(リンク)

埼玉県

東京新聞

ヴォクも解いてみた。
先に塾生全員から問題用紙、自己採点結果、コメントなどをもらっていたので先入観ありありだったが、あーそういうことか、あーこれのことか、なるほどねーなどと塾生の言葉の意味を確認しながら。受験番号はたとえ見えても暗記しないようにした。発表は塾生から直に聞きたい。

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国語は過去10年通り。古文だけ変化があった。和歌が出題されたというだけなのだが今後古文で注目しておくべき点だ。

数学は、大問3が折り紙で大問4が関数ということ以外は過去10年通り。今年の1題は大問3の(2)。従来は大問3が関数、大問4が図形という形式だったはずだ。この2箇所を入れ替えた意図がわからない。

過去問10年研究するのは受験生の基本姿勢だ。わざわざ単元を入れ替えたということは、折り紙をやめるときでよかったはずだ。などと考えるのは試験が終わった後でいい。試験中は大問3の図形折り紙を最後に回して大問4の関数から解けば済むことだ。何も困ることはない。ちなみに折り紙問題の今年のこの構図はド頻出で徳島県、島根県、青森県で過年度に出題されたものと全く同じ構図である。「最終週にもらったプリントと同じ問題だったのでびっくりしました」とは塾生Sさんのコメント。運です、うん。(縦横比1:√2改題と徳島県の原題4cm, 6cmのままと2ver.だったので長方形の縦横の長さまでは当たっていない。的中ということで言えば早稲田政経の英語1“WOULD You Kill the Fat Man?”も授業で一緒に購読した英文テクストからの出題であった。)

数学はかんたんな問題の割合が増え、難問の数が減った。大問3の(1)の証明問題はかんたん過ぎて過去10年の伝統を全く無視した出題になってしまっている。合同と証明の学習の初期段階で誰もが取り組む問題と同じでは数学力を図る点ではいささかの意味を持たない。大問2(2)の作図とこの3(1)は、悲しい。証明は1分程度で処理して(2)が勝負問題。大問4の関数を先に解いていたとして試験終了までの残り10分で解き切ったか解き切らなかったか。今回のこの6点はボーダーライン上では合否を分けることになる。

折り紙から見たら(あくまで折り紙からみたら)残念なことに、この大問3の(2)はもはや折り紙の問題ではない。
033DCF3D-84E3-4F82-B0A6-933756E74B6A.jpgただの連比や比合わせの問題であって難度は高くない。2ペアの蝶々を使って、1直線上に比を集めるトレーニングはいったい何10回やっていただろうか。ただのその問題に過ぎない。今年の折り紙は易しくした。解き切ってほしい。それで大問3にこの折り紙を配置したというわけだったのだ。
つまり、難しくなっていないから練習をいっぱい、いっぱいした人は解いてほしいという問題作成者の意図が見える。

かといって大問4の関数の難度が上がったというわけではないが(2)に(高校数学を使わずに解くなら)計算量がある点、答案用紙に途中式まで書いて丁寧に説明せねばならない点の2点でかなり面倒な部分もあるので大問4に昇格したのだろう。(全部ヴォクのただの推測。)大問4(2)は(仮に)正解の答えだけを書いた答案や高校数学で解いた答案に果たして何点を各高校が与えるのか、注目されるところだ。高校数学を使う場合は念のため証明しながら解けばよろしい。
大問4(1)は悪問愚問の極み。一発公式で1行で答えの出るような問題をここでも出題している。関数は図形的に出題という過去10年の伝統をここでも破ってしまった。問題作成者が変わったことをここでも推察する。

数学はパターン問題のオンパレイド、とくに理数とウラウラは全問攻めていないといけない。満点をとる人も少なくないだろう。
大問3、4のことしか書いていないが来年以降は円図形の大問3か4で出題されることが十分に予想される。小問の中で今年の円図形(円と二等辺三角形の美しい問題)の問題2(3)が目立っているではないか。今年の場合で配点差1点ということは準主役級だ。この問題は良問と言える。全国の円図形のテキストに好んで取り入れられることになるだろう。

社会はかんたん。社会では差がつかない。

理科は、現象の説明。考えて考えての思考生活をやっているかどうかを問うた。今年の埼玉の高校入試で最もインパクトのある科目となった。問題作成者が変わったのだろうと自分勝手に想像している。

なんでかなんでかと考えている人にとってはかんたんな出題となった。暗記理科をやっている人にとっては出題の設定に戸惑うことになった。計算問題が減ったことに驚愕。理科という科目の性質上、どこかのいくつかの単元しか出題されない。たとえば物理分野では中1物理か中2物理か中3物理かのどれかしか出題されない。

そのどこかの出題土俵の上で勝負が行われる。単元の穴があってはいけないということを再認識する。今後10年は入試前の1ヵ月になったら平成28年の理科大問3を見るをヴォクのポリシーにしよう。したらば何を確認したらよいのかが自ずとわかるだろう。理科がここまで個性的になると、理数科受験生への影響が2倍以上となった。全理科のうちのどの単元を極めたのか、どんな理科をやってきたのかが問われた。埼玉理科の大問5の(5)の個性には特に注目しておきたい。

英語は過去10年と同じでかんたん。差もつけられない。リスニングは13分と32秒間と時間が長く(27年度よりは短くなった)配点も大きいが、内容はかんたん(27年度は最後の問題だけ読み速度が速かったが今年はあろうことか最後までslow speedのまま終わった)。What's up? (B難度)以外はどんな参考書にも載っているような表現。問題7の話者のstudyingのingの読み方が個性的だったが強調してわかりやすく読んでいるのだろう。来週の何曜日にサイクリングに行くのかと聞いている問題は曜日だけ書いてあればよい。解答欄も狭く混乱の余地は小さい。別解の可能性が複数ある問題も見られる。

2016年の埼玉県英語で唯一差がつけられるのが英作文。大問5の英作文は「自由英作文」形式に戻って5文以上。「以上」という言葉の意味が重要だ。5文ではない。大問5英作文の解答用紙@の解答欄とAの解答欄の面積比を見ておかねばならない。そこは1:4でなく、1:7になっている。内容点の満点、英語の100点をとるには何をしたらよいのか自ずとわかる。点数開示では100点が続出することだろう。

5教科合算で見た場合、大宮理数科は4科が悪くないのは当然のこととして理科の数問の出来が合否を分けることになる。大宮理数科は同じ5科目計440点でも理科がどうだったのかで合格と不合格に分かれるのではないか。数学が易化しているためこうなるのは想定外でもある。

浦和と一女では理科以外で減点をどこまで防げたかで決まる。理科を除く4科がかんたんだったため失点しないことが重要になってしまっている。こんなにかんたんな問題で合否を分けるのは入試問題としてふさわしくないので難関高校の入試問題を別枠にするのはよい方針だと考えている。大学入試では何十年も前から独自入試が続いている。

最後に、何が出題されたにせよ、体調面よく臨めたのなら何も思い残すことはない。いや、もし何事もなく入試を終えられたなら、そのことを感謝したい。
感謝して発表の日を待ちたいと思う。

お疲れ様、そして明日からの新しい日よ、こんにちは。 新しい一歩を踏み出せますように。
3/2 花波 光



2016年02月23日

卒業生のmizuさん plus シーサーブログ 「足音」

たったのいま光の卒業生のmizuさん(この日記ではたしかM3と呼んだりして何回か書いたはず。たとえばこれとか。http://selflearning.seesaa.net/s/article/122095205.html)

そのみづさんが、乃ち(漢文でいうところの「なんと」)お母様と光に来てくれた。お会いできてうれしいです。

東京で かえる のイベントがあったということでいろいろいただいてしまった。感謝。

大学生活のこと、テレアポのアルバイトのこと、そしてこれから迎える就活のことを聞かせていただいた。コミュ力を鍛えたいからそれを鍛えられるアルバイトを自ら選ぶだなんて、なんとも志の高い方だなぁ。すでにヴォクの7倍以上のコミュ力がおありなのに。

ハワイアンコアがおそろになってうれしい。
「就活で使います」と言ってもらえた。木のペンを取り出してメモっている学生さんがいたらヴォクが(あくまでヴォクが)担当者ならバシッと内定出します。

がんばってください、ヴォクもがんばります^_^
ありがとうございました。

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教室に入るときに「こんにちはぁ」と言って塾生が扉を開ける。
ヴォクは扉に行かずして、「こんにちはぁ」と返事ができるとしたらそれは かえるのキー坊が返事してくれるからだ。
それを大学業界用語では代返などと言う。
そのこえがかえる かえる を光の玄関にセットしてくださったのも他ならぬこのみづさんだ。いつもありがとう。

最後に、お母様からは「受験生のみなさん、がんばってください。」などのお言葉をいただきました。
Plus 玄関のキー坊は自分で立って歩くので大事すぎてかごに保管しているんだぁ。
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plus シーサーブログは無料で運営できる。
いくつものブログを同じ画面で管理できる。
容量もいっぱいあってとても使いやすい。
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と思って容量を見に行ったらすごく増えていた。
気がつかなかった。
御礼をどこに言えばいいのかわからなかったのでいったんこちらに書くことにする。
無料のシーサーブログさま、ありがとう、ありがとう。

記事のアクセスでみると
キー坊やローズマリー、ペンの話もさることながら、コーチえのもとのアクセスが異様に多い。
やはり全国にはコーチえのもとマニアがいらっしゃるのだな。
そういうこともあるので、何も書くことのないたいていの日はいちばん上にコーチえのもとを再掲するということに決めた、いま決めた。
ほなね。

コーチえのもとにどなられた言葉をいまでも全部覚えている。
ありがとうしか言葉がない。


plus きょうの中2理科
電流を勉強していての質問があった。
「1/R = 1/R1 + 1/R2 という並列の合成抵抗の式はどうして美しくないのですか」というものだった。公式がゴチャゴチャした形なのが気になったらしい。
視点がゴイス。

そこでキルヒホッフの第一法則を確認した。
I = i1 + i2 なら美しい。 そこにオームの法則を代入しただけ。この子は中学理科は独学で終えておりいまは高校の化学をはじめている。テスト前で電流のことを考えていて件の合成抵抗の式が導けず質問したというわけか。
キルヒホッフを知ったので高校の物理も春からはじめたいと言っていた。
独学用の参考書で本棚がきしんでいるような気がしているので、古本はどんどん貸し出しもしくは配ることにしている。飾りじゃないのよ、参考書は、はっはーーーん。
化学物理の本を何冊かヴォクの手から彼の手へと渡した。



posted by ヒカリ at 12:19| キー坊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月20日

新しい練習相手としての過去問。 plus 「インクのいらないペン」plus ウォータードリッパーで淹れる水出しコーヒー

過去問は受験勉強におけるスタートでありゴールである。
受験勉強は過去問に始まりがあり、過去問に仕上げがある。

ゴールは入試本番で当日スコアをたくさんとって合格することだ。
これは入試を受ける以上、変わらない。

スタートは入試問題を知ること、早く封を開けるべきだ。なんだ? こんなのなの? えっ、これで何点とればいいの? 発見がある。

トレーニングは入試問題を知り尽くすことだ。入試問題は過年度のものとの類似性があまりに大きく、知れば知るほど定石が見えるようになる。

得点力がある人は、科目自体の知識と技術のある人、それから過去問に精通し流れを知っている人。

スタートに戻る。過去問がわかるまでは教科書と入門書を読み込むしかないのだからスタートは過去問がわかるまで単元を学習するということになる。

千葉の子は千葉の過去問が解けるまで、東京の子は都の過去問が解けるまで、独自校入試の子は独自校入試の過去問が解けるまで(日比谷、お茶など)、埼玉の子は埼玉の過去問が解けるまで。同じく、東大東工大一橋の子は東大東工大一橋の問題が解けるまでというのを単元、分野、領域学習のゴールに設定している。すべての過去問は単元別難度別にフラグを立てて整理してあり、易しいものから難しいものへと順番に練習メニューを組み立てている。

過去問がわかるだけでなく今度は自分でささっと解けるようになるのがいちばんの練習メニューなので、過去問自体に学ぶのは受験勉強のメインになる。

かくして受験勉強は過去問と向き合い続けるのが基本となる。

過去問に学ぶには。
過去問は2度解けば学びは1回目の2倍以上のものがある。過去問演習をする際にはまずは10年分を深くやり込むのが基本戦略となる。20、30年分やり実戦模試をやり予想問題をやりと手を拡げる前に、10年分が完璧に解けるのか?と自問自答するべきだ。30年分40年とやるのにもその上でなら意味が出てくるというもんだ。

入試問題というものは2回目に解くときには1回目と違って視野が広がっていて、一段高いところから問題の設定を眺めることができる。同じ解くでも深い理解に到達できる。結局この問題は何が聞きたかったの?というところにまで考えが及ぶようになるのも2周目以降の話だ。また2周目以降は他の年度で出題されていた知識との関連性がわかるので、分野単元における出題意図も一層理解が深められる。
だから過去問10年分は最低2回以上解けばいい。受験前最後の1年はそういうことに時間を使える。それはそれでいいのだが。

ただ過去問をポンと渡して解くということを実施してもささっと解いて満点をとって、それで終わってしまう。
なぜなら子どもが勝手に入手してもう解いているからだ。一度解けた状態の子にただ再度解いてというのでは機会の損失。別解を鑑賞するための趣味的なクラブではない。年間48回、96回の授業チャンスは最大限に生かしたい。

何年か前に過去問が10年分以上終わっている子、1年間かけて40年分解いている子などもいるので、そのまま解いてくださいというのでは、授業でやる意味が半減する。

そこで、追題して出題する。
もしくは改題して出題するようにしている。

よい問題には背景があり、多くの周辺事項を巻き込んでいる。拡げること自体は容易い。
しかしどこに向けて拡げたいのかが明確でなければならない。許されるなら過去問の改題追題では拡げるよりは深めたい。

新しい問題を問題として立てるのはなぜなのか。
その問題を立てたことにどういう意図があったのか。
どんな技術を高めたくてその問題を出すのか。
戦術は戦略に従う。問題も、到達したい技術目標に従って作成し出題している。

去年までの改題にさらに今年は改良を試みて改々題として作成する。
かくして10年もののかいかいかいかいかい問題みたいなものができあがってくる。
かーいかいかい愉快痛快改題は怪物くんばりのボリュームになってしまう。

改題の作り方には大体7つの工程がある。
1、ためしに思いつく限りの追題を作成する。

2、ためしに自分で解いてみる。

3、ときに思ってもみない良問に出会うことがある。改題がよいとすればそれはもとの入試過去問題が優れていたからだ。

4、改題同士を比較検討し統合したり融合させたりすることを試みる。

5、最終的にBESTと思われる問題にし誘導を調整し、問題の難度を調整する。

6、B問題用、C問題用、D問題用の3段階に設定し作成としては一旦終了。

7、子どもの答案用紙を見て調整し仕上げを行う。


以前やった問題でも新しい設定に焼き直して新たな問題に取り組むことができる。
問題を練るのが楽しくなるのももとの入試問題が優れているからであって、過去問のおかげで練習メニューが充実する。慣れてくると問題を作ることもできるようになり時折、「こんなの作ってみました」と持ってくる子がいる。

過去問に感謝しながら過去問を解き倒したい。

センター試験が終わった。最終模試も間もなく終わりを迎える。

いよいよ残すは本番あるのみとなった。
本番の試験で当日たくさん解くために、ためてためて、力をためて。

Plus
ヴォクの仕事は過去問を追題、改題している時間が非常に長く、毎日数時間問題を作成している。
本棚には全国の過去問(もとの入試問題)が約40年分ほどあり、全国の高校、全国の大学などの主要なものが各教科ほぼ揃っている。

さらに入試問題を改題した問題ファイルが単元別、分野別にあり、単元と難度を入力すればセレクトされるようにライブラリになっている。問題はルーズリーフに閉じ、エクセルで年度や難度を管理している。

せっかく集めてきた入試問題と、格闘、作成し続けてきた問題改題のライブラリがなくなればヴォクは仕事を続けることはすぐにできなくなる。

ヴォクの場合、もっとも重要な資源は過去問と改題にある。
たとえば木のペンの職人さんは素材の杢や素材の金属部品に相当のこだわりを持つ人もいることだろう。ペンにも金具、木、シャーペンの芯の機械、つけられる替芯の種類など多種多様のポイントがある。

木の加工技術にこだわりをもっておられる方もいるだろう。
木の強化にこだわる方。木肌の表面の美しさにこだわるお方。
木肌の調整(木自体の肌さわりを残すのか調整するのか)であったり漆塗りであったり拭き漆仕上げであったり、シャーペンの機械部分であったり木の杢であったりこだわりは人それぞれあるだろう。

同じペンの金具でも銅がいいという人もいればチタンがいいという人もいる。
シャーペンの芯の太さが好みに応じて変えられるような仕様にすることにこだわりをもっている方もいる。

毎日公園のベンチと木のテーブルを布巾で掃除しているおばちゃんはどんなところにこだわりをもってやっているのだろう。

ヴォクの場合は、教材の中の、入試問題の素材とセレクトにこだわりをもっている。入試問題の倉庫がそのしるし。入試問題が集まっていてそれを整理してセレクトして精選して。

はじめ入試の問題は人間が作った人間を測る道具であったのだろう。確かに入試の日にはそれはそういう目的をもって使われる。しかしよい入試問題は日々の学習において、学習者が思考を深める最高の教材になる。

過去問は入試本番までに教科の知識と技術を磨く日々の練習相手であり、過去問は合格点を取るための練習試合であり、過去問は入試当日の現在形の入試問題を解くときの併走者たるだろう。

Plus
IKEAのスタンディングディスクで作業してみた。なんだかめっさいい感じだった。腰にも優しく集中力も増す。そもそも教材を作るときに床に正座して机の上のMacに向き合うという生活自体を見直すタイミングだ。
何個買おう。一晩寝かして検討だな。

Plus
ナプキン 4EVER CUBAN フォーエバーキューバンの書きごこちがゴイスだ。2ヶ月ほどつかってみて大好きなボールペンの黒を使う必要がもはやなくなってしまった。このペンにはまずもってインクもなければ替芯もない。半永久的に描きまくることができる。替芯の残量を気にしなくて済むし低コスト。
それでもめっさ好きなカーリー杢の木軸のペンにはいつも触れたいので今までのボールペンも使うが、代打で使うという結果になってしまった。Signoのペンでものを書いたとき以来の衝撃。なんといってもゴイスなのは、
筆圧によって薄く書くも濃く書くも自在にできるペン(みたいな摩擦筆記)。 えんぴつかっ!鉛筆かっ!
おまけに楓って。

plus ウォータードリッパーで水出しコーヒーを淹れてはじめて飲んで以来、コーヒー革命が起きている。ヴォクの中で。
ヴォクの中心で大声が叫んだんだ。うまい。いや、叫ぶゆとりなどなかった。ごくごくごくごく、息をつぐ間もなく、まずは飲み干した。
なんてうまいんだ。

その後いろんな落とし方、挽き方、蒸らし方を試している。心はキュリー夫人。

きょう現在で、水1滴を細かく挽いた粉に1.6秒で落とす淹れ方がうまい。
1.6秒/しずく ということだ。そういうことなんです、ええ。




2015年12月16日

自助努力 plus ある幸福のためのスピーチ plus ヴォクのペン

子どもに会うたびに言っている。
おそらくほぼ毎週言っている。
授業は1パーセント、自分でやるが99パーセントだと。
ヴォクはこのことになんの疑いもない。

昔の人は言った。
「百見は一触にしかず」

仮に何かの授業を受けるとして、それを完全に完璧に自分のものと掴むまで手とペンを使って復習しないとしたら、意味はない。
何十年かたって復習して掴めばそのときに意味は生まれるだろうが遅い人を待ってくれる場合は多くない。

そもそも自分でやれることすらきちんとしない人があまりに多い。
だからただスタンダードな良問を馬鹿にせずちゃんとやるだけで(相対的な意味での)成績は上がりまくる。
すごく単純なたんじゅんな話だ。

ベビーブームの頃と違い、入試の競争率は非常に低くなっている。受験人口は減少しているのに学校の数は増えている。18歳人口、ベビーブームの249万人と、近年の120万人とを比較すれば、自ずとわかることがある。
ちゃんとやるだけで届く学校が増えているのだぞ。




lionさんが書かれていた。1億パーセント同意だ。

plus あるスピーチ 幸福のためのスピーチ

ヴォクの文具。
ノートは、レポート用紙 方眼用紙 白地にオレンジの方眼用紙のもの。100円均一のセリアではじめてみつけた日に車にもどって試し書きしその場で即100冊注文した。
0.7mm芯との相性が抜群の紙質。

ボールペンは、チャケットビガの木軸の超太軸ペン。チャケットビガの虎杢に魅せられて、ボールペン沼、シャープペンシル沼、万年筆沼からは脱出した。
楽器に使われる材だけあって筆記すると音を奏でる。
シャープペンシルの波動が木軸で鳴る。

万年筆のインクで最近、パイロット 万年筆インキ iroshizuku INK-50-FG フユガキというのを使ってみた。
とても好きな発色でテンションが上がっている。
万年筆の木もオレンジ色つながりでペルナンブコの木軸にしている。

オレンジのインクにはオレンジ色の木がよく似合う。

水性ペンはサラサを使うことが多い。軸は下の写真にあるような形がヴォクには合う。倒しても書けるインクはサラサと307どちらだろう。倒して書くことが多いのでそこが芯選びのポイントになっている。
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ほなね。





posted by ヒカリ at 10:18| 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月10日

映像授業の近未来 plus 川の流れのように本を読む独学(1) plus きょうの化学

中学だけでなく高校の方も映像授業が増えてきた。代ゼミのかつての映像授業(有料)ばりの品質の、高水準の無料授業をよく見ることがあるが、内容も充実している。単元の解説授業ということでは、最近はスマホやタブレットで気軽に見られるしYoutubeにもいっぱいある。
どんどん盛んになってほしい。

「タブレットとチャット授業」でも書いたがタブレットがあれば自習効率は上がる。SNS機能を全部OFFにしたら不便なことなど1つもない。
高校生はチャット形式でちゃちゃっと写真添付で質問してくる。
「あーそれは参考書のどこそこの何ページを読んどいて」とぼくもちゃちゃっと指導できる(チャットだけに)。
授業中以外を授業として使える。


国の予算における科学研究費助成(http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/1296236.htm)をいつものように見ながら思った。大学中心の今のものだけでなく万人向けの無料動画の方面にもあてたらよいのにと。誰がやるかを決めるのが難しいのなら、公立の先生の中から公募してもよいだろう。塾予備校は各自で立ち上げる機関が数多くあるだろうから結局民間の方がその流れの加速度は大きいのだろうけれど。日本の放送協会がやるべき領域はいっぱいあるに違いない。

大学に行った人にはチャンスがあるとして中高生にもチャンスがますます拡大するといい。いまはまだまだ教育情報の格差があまりに大きい。黄色い表紙の参考書シリーズのおかげ(本棚も書店も黄色率が上がった)で学習参考書の世界は高速で進化してきている。映像授業もそれに追いつきそうな勢いはもっている。無料に近づくといい。

図書館はかつて本を無料で貸し出すところだったが今後は映像授業やパソコン利用のサービスを向上させていくことだろう。
情報館といった位置付けに変化してきているように思う。

iPodやkindleなどのような電子端末は今では機種と新しさにこだわらなければ安価に入手できる。また一万円程度の安価なウィンドウズ10がいらなくなった昔のiPadをモニターにして動くようになっている。胸ポケットに入るほど小型のkangarooには驚いた。
PCもウィンドウズもハード面で安くなったもんだ。残るは、電波入手代、WiFiの費用がいまだ比較的高額なものとしてかかっている。ワイファイがもう少しだけ安くなったらいいのに。

電話機能なしにネットの電波を無料で学生や市民が利用できて、学びたいだけ情報を調べたりすることのできる日が来るのはそう遠くないと予感する。

話はPCやiPadの動画の解説授業だけではない。
iPadなどのパソコン端末を所有していたら大学生のように小中高生でも主体的に、自らが求める情報を探すような仕方で学べる環境をつくることができる。
紙の本より安価な電子書籍も中にはあるし、ネットの中で有用な情報を調べることがかんたんにできる。(もちろん、酒と同じでNETに飲み込まれないだけの自律は必要だが。)
動画授業を離れても電子端末が身近になったことは今後の学習環境にとって明るい。

話を一般的な(あくまで一般的な)学校現場の現状に戻すと、電子端末の導入事例は日本の学校現場ではまだまだ少ない。一方の紙の本の方はよいのかといえば、まず教科書が薄い。だめだ。あー、解答はない、解説はない。代わりに教科書ガイドや音声CDは別売りで高額。教科書会社が教科書ガイドを別売り、って! 嗚呼、買えない学生はいっぱいいるよ。
これでは学びたい学生が学べない。
書店での立ち読みというのでは限界がある。

解説は全単元について映像か活字になっていてもいい。予習もしやすくなる。紙で配布できないにしてもWebに掲載するくらいはやればすぐだ。
良心的な教科書会社、先進的な教科書会社では、教材の解説を動画でNET配信している。無料で解説が視聴できるようにしている。
こういうことはどんどん広まると思うがいまはまだまだまだだ。

と、いつも考えている当たり前のことだが書いてみた。

plus 本を読む独学の話も。
参考書などの書物を読んで独学する方法がある。
書いてみたい。
今回初回は基本の3つ。

1、本文をよく読んで理解すること。(読解)

2、定義や太文字、色文字を暗記すること。(記憶)
とくに著者が覚えよと言っているところは絶対に覚えなければならない。

3、わからないところは他の本に調べそのあと元の本に戻ること。(調査)

基本なのだがどれもやり方がある。

1の読解について、文字の意味を追跡すること。文章に張り付くように正確に読み取ろうとすることが必要だ。勝手に解釈して理解できなくなっているケースが多い。

川において川の流れに乗ることが読解だ。
川はどこから来てどこに向かっているのかよく読むことだ。

2の暗記について。章が進むと前の章の知識が前提となる。にもかかわらず前の章の概念が頭に入っていないと次の章の内容を読解しようにも言葉の意味がわからず頭に入ってこない。棒読みになってしまう。
覚えるという要素は学習上、かならず必要である。暗記タイムを読解タイムとは別に確保することだ。たとえば電車の中にいる時間は暗記タイムに回す、など。

川は水がないと流れない。読解も言葉を覚えていないと流れていかない。言葉は正確に覚えようと努めることだ。(動画授業でもポーズボタンを押して覚えるまで次の章へ進んではいけない。)


3、1、2を十分に行っても困難な場合は、他の書物にいったんワープすることになる。
しかし、1、2が十分にできていないのが原因である場合が少なくない。本のせいにする前に、自分の読解と記憶に間違いがないのか確かめたほうがいい。
万一他にワープする場合も、すぐに元の本に戻って再度1、2を繰り返すのがいい。
困った原因が特定できたらメモをとっておく。
はじめの本に書かれていなかったことに理由があるのならそれを余白などにメモしておくといい。

勘違いが原因ならそれもメモしておけばよい。

川は一本の大きな流れがある。
寄り道ばかりでいつまでも本流に戻ることがなければ大きな流れはいつまでたっても見えてこない。
分流を探索したらすぐに本流に戻ることだ。




「自分で本を読んで独学する
(練習)(確認)(1冊だけを完璧にする学習法のメリット〜記憶の側面から〜)」に続く。

plus きょうの中1化学の質問

固体を加熱して気体を発生させるときに試験管の底を少し上げるのはなぜですか? 答えは「試験管が割れるのを防ぐため」と丸暗記しています。でも理由が知りたいので。


理由を試験で尋ねられ理由をうまく答えているのに、理由を実はわかっていないというのはテストではよくあることだね。点数と知識は別物だからね。テストで点をとるにはテストに出ることを知っているだけでいいのだからね。もちろん解答自体は正解だよ。

正解なのに気になることをきちんと尋ねることができた。あなたはセルフラーニング◎がもう身についているよ。どこへ出ても大丈夫。


水蒸気が試験管の口の付近で冷やされ液体の水になる。→その水が加熱された底に達すると試験管が割れる。 ということだよ。 ほなね。

posted by ヒカリ at 23:46| 伝説の参考書、独学図書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

作文を拝読して plus amazonの書評

クルトガのパイプスライドモデルを木軸に改造してつかっている、ヴォクです。
1回のノックで長く筆記できて、クルクル回って尖ったまま、芯先が上下動せず製図ペンのように安定して、木の軸でできている、そんなシャーペンがすき。

日頃、国語や英語の作文が入試で課される子などに作文を書いて見せていただく。日記やブログと違って書き言葉のルールに則って書いておく必要があること(型のこと)と肝心の内容面(ネタ)が中心である。練習課題として、ひとつの科目につき問題を詰め込んだA4用紙で大体100枚分程度のトレーニングを実施している。実にいろいろの文章を拝読させていただく。

開封のとき、テスト結果を書いていただく用紙を拝見するときの5倍くらい緊張する。

作文の答案を採点していて無意識にM1覇者気取りでスコアをつけることも必要により行うが、欽ちゃんのきんどこのよいこわるいこふつうのこのように最後に他の子の役も演じるためにヴォク自身の作文答案も添えて書かないといけない。ただの審査員や「なん点!」とだけ理由もなく点数だけ高音で言う欽ちゃんよりは、ヴォクの役割はいささかやっかいだ。

普段の国語と違って国語作文や英語作文は自由型であることが多く、内容面での条件指定が軽いため自由に書ける。実話みたいな感動的な話が多い。

力作はささっと読み流すにはあまりに随筆的でおもわず何回か読んでしまう。

そのとき、問題が起こる。
内容がノンフィクションに見える場合に伺いたい衝動がわき起こる。

本来はあくまで試験の答案としての作文を採点し、添削したらそれで終わりとせねばならないが最後にひとつだけ質問したくなってしまう。

この話は、実話ですか、と。
知らなかったよ〜、空がこんなにあおーいとーはーとはこのことである。

でも聞いてはいけないこともあるに違いない。
難しいのは採点自体よりもそういうことの方にある。

書く方も同じかもしれない。
どれだけ脚色してよいものだろうかと。
英語なら仮定法もあるので事実とそうでないこととの区別をつけて書くことがやさしいが、日本語の場合はそうはいかない。

plus アクセス解析のキーワード
ブログをいくつかの場所で書いているのでたまに気になってアクセスを見る。
足音の場合、検索ワードとして、「物理 参考書」、「高校入試 理科の問題集」、「大学入試数学 過去問」のように教科で検索する人が多いようだ。
教室で使っている本は絶版の本が多い。メイン教材が全国の入試過去問約30年分だからだ。入試問題だけで倉庫が必要だ。市販中のものは比較的少なめだったのだが、絶版になっていない最近の本の中にも子どもたちと一緒に1年以上使ってみてよいものがいくつもあった。アマゾンの書評だけでなくこちらに今度書きたい。

参考書以外での上位ワードは「コーチえのもと」、「青ペン」、「ジェットストリーム」、「signo ペン」、「サラサ 多色ペン」(原文まま)などがあった。文房具ネタはこっちに書いた方がいい気がしている。細かいものでは、「ハカランダ 木のペン」、「縮み杢 トラ杢 木のペン」、「ピンクアイボリーとハワイアンコア」など。

ローズマリーネタ関連を移動しはじめたブログ「花の匂い」では「ミスジェサップ」が検索ワード第1位になっていた。開花の瞬間動画にアクセスが多い。ほなね。
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posted by ヒカリ at 10:53| たまぼく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月09日

今日の中学生(中1)

きょうの中学生。いや新しい日になったから昨日の中学1年生か。
中学数学の一通りの学習はすっかり終わっている子。

勧めたわけでもない本を読んでいるようで、質問をもってきた。
好きなことを好きに学習するときがいちばん楽しい。能力が飛躍する。
だから好きにやりなさい。

小学生の頃から何度となく言った言葉だが、実際忘れた頃に気がつくと好きなような本を読んでいるこの子がいた。

今後がますます楽しみだ。


たしかこの本だった。ナカミしか見なかったので多分。

posted by ヒカリ at 12:35| 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月07日

検定は本会場のみがいい plus 物書堂さんのwisdom英和和英アプリが3Dタッチに対応して超絶便利になった件

検定試験に準会場があるのはどうかと思う。

肝心の管理を外部に委託するわけだから。

大学入試センター試験ほど厳重に厳重を重ねた上での実施ならまだしも。

そう思っている。

どっちにしても塾生が検定試験に挑戦する。
目標の全部ではないので、通過地点と考えている。
教科のスキルを高める上での刺激という扱いでとらえている。
過去問は、だから授業の内外で扱っていない。

まーでも、気持ちとして、受けるからには合格してほしいとは思っている。

plus 卒塾生で数学の教員をしている子がいる。
ヴォクは卒業した方に連絡をとるときは基本的に敬語を使っている。メールの場合は塾生に対しても敬語しか使っていない。その方に、むかしの光での授業中のときのようにメールや電話のときも接してほしいと言われた。
あの頃のようにがんがん説教ばかりしてほしいということなのか。疲れるわっ!相手の弱点を指摘するのってする方がパワーを使うもんだよ。
見て見ぬ振りの方がずっと楽。

授業中は「学力より人間力だ。大事なところをとらえよ。大事なところではペースをぐっと落とし、じっくり考えよ。深く考え抜け。」などと偉そうなことばかり言っていた記憶がある。さすがにいまそういうことを言う気はしない。

まーでも言葉遣いの問題のつもりならできないことはない。

plus 辞書は物書堂さんのものを好んで使っている。英和英だけでなく、コリンズもコウビルドも古文も漢文も漢字も英英も大辞林も類語辞典もロワイヤルの仏和もアクセスの独和も物書堂さんの辞書が最初に調べる辞書になっている。それは何より使いやすいから。

なんといっても用例検索がゴイスだから。

ウィズダムだが、今回の3Dtouch機能搭載でスピードが速くなった。クリップボードにコピーした後起動するだけでもう検索できるって!
ありがたいこと。

英単語をなぞるだけで和訳が浮かび上がるアプリについては先日書いた。
これと組み合わせたら高速で英文をノンストレスですいすい読める。
ニュースサイトや専門紙を読むなら必須アイテムだ。

iPhone6sの3Dタッチ機能については対応アプリがまだ少ないなどという将来性あふれる話がある反面で、もうこれだけでも便利すぎて言葉がないという機能がある。
それはキーボードがカーソル移動を可能にするタッチパッドとなったこと。キーボードにトラックパッドがついているということ。キーボードにマウスの移動がついたという新感覚にもうまいった。

自由にテキスト入力のカーソルを移動させられることの快適さといったら、めっさゴイス。いままでは修正したい文字があるとそこの文字までいって丁寧に照準を合わせる必要があった。
しかしいまはただ指を滑らせるだけという。
これまではトラックパッド機能がとくに欲しくてメモアプリはCool Writerを1軍にしていたのだが、今回のトラックパッド機能の追加で1軍ベンチ入りアプリが増えてしまった。どれにしようかな、うれしい悩み。

これまで平面操作だったiPhoneの操作に関して奥行き操作が加わるというのはまさにコペルニクス的変化。
iPhoneには毎回驚かされてきたが3DタッチにtouchedだーというPLUSな話。

plus
浦和を受ける光子が駿台模試の結果をもってきてくれた。
受験者順位がどの学校でも上位1桁つまりトップ合格レベルになっており全教科で自分の力が出ている。とくに国語では全国3位の好結果だった。
普段の練習の時から長い文章の要約を書きながら丁寧に読み解くことのできる子。要約と小論文を200枚以上書いてきた努力のたまもの。

ほなね。





posted by ヒカリ at 10:33| blog | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月26日

実力テストと実力社会(1) plus 満員御礼申し上げます。

定期試験は暗記の要素が大きい。
範囲が狭いというのが理由の一つ。同じ問題も多く出題される。

実力試験や会場模試、そして入試本番には範囲がない。
範囲はあるにはあるが広めである。
入試ならば教科書全部(のようなもの)が出題範囲となる。「(のようなもの)」とカッコつきで書いたのは先の学年の教科書に載っているような知識があれば問題の背景が少しは見やすくなり解くのがかんたんになるという要素があるからだ。(それでも先の先まで知っていないと問題の背景などなかなか見えるものではない。)

たとえば大学でやる数学の知識があれば大学入試数学の問題の意味がすこしわかりやすくなる。高校入試の問題は中学の教科書の知識で解けるように作問されているとはいえ、高校範囲の知識があればより機械的に解けるものが少なくない。

もちろん既習範囲の知識や公式だけで解くということにパズル的な頭の働かせ方を楽しむことや考える力自体を鍛えることのよさはあるのだが、こと入試に関しては点をとるのが目的なので正解に速くたどりつける解法の可能性に関して遠くまで広くまで知っていた方が有利である。

実力テストの話だ。
入試は少し遠い未来にある。備えるにしても想像するのが難しい。
まずは1、2年以内にやってくる会場模試で点数をとれるのが(入試本番での)実力のある人であるということが言える。そこで、模試で点がとれるようにするというのを目標の一部として普段の学習を組み立てている。

だから教材も全国入試問題の過去問を中心に組み立てる。小学生でも中1生でも高校入試や大学入試の過去問にたえず取り組むようなことをトレーニングメニューとしている。なるべく3年前から遅くとも2年前からは入試全教科において入試問題に毎週取り組むようにしている。たとえば東京都の子は東京都の入試問題を解けるのをもって単元の仕上げとする。そういうことを入試2年以上前から行うという準備の仕方だ。入試問題と早くから闘うことで入試に必要な水準を手と脳で感じ取ることができる。結果として、サバイバル能力が高まる。

実力テストの話をしている。
模試にも性格がいろいろあって教科書にない問題(考察問題、応用問題)を多く出す模試もあれば、教科書の類題を中心に出題する模試もある。

大学入試では学校別学部別に、一般に採点基準が全く異なる。たとえば京都大学や東工大は数学の採点が細かく厳しい。完答してはじめて満点がもらえるのは当たり前だが途中の思考過程も厳密に書いておく必要がある。同じ東大でも採点は学部別だ。高校入試の共通問題でも採点は各高校が独自に行っている。独自問題や選択問題を採用している学校なら採点基準はいっそう独自的である。したがって入試問題の意図を読まねばならない。点になる答案を書くのも記述論述問題では大事な要素となる。

実力テスト、模試を受けた場合は過去問と比較して出題の傾向と採点基準の類似性までは最低限見ておく必要がある。

間違っても偏差値だけ見て実力のあるなしを判断するわけにはいかない。高校生の模試結果を見ている。
採点の仕方がいろいろあるというのがはじめの感想。
採点結果さえよく見る必要がある。
記述の答案の場合、極端に書けば文字が読みやすいかどうかさえ採点に影響する。

全統記述模試、全統マーク模試、駿台全国模試、医学部模試、大学別模試がかえってきた。実力判定の要素の一つとして答案をよく見ておきたい。

高校1、2年までの学習はインプットさえできていたら一定の結果が出る。浪人生も模試に合流していないので高い偏差値が出やすい。

一方、高校3年生の模試は浪人生も混じり、範囲も広く、問題も定石だけでは解けないようなものも出題される。
ここではじめて実力が見えてくる。
高校2年生の秋の模試まででは逆に実力はほとんど見えない。

高校生だけでなく中学生も模試を受けてかえってきている。
学校でも実力試験があった。そちらもかえってきている。
本番に問題設定が近い場合、結果が入試での実力を占うということはできる。
問題設定が似て非なる場合、つまり設定が異なる場合は、その模試で本番を占うことはできない。
過去問で何点とれるのかを見た方がよいということになる。

流れで模試を受けた場合が多いだろう。自動申込だったなど。その場合は本番の過去問と見比べる。問題の作成法が似ているのなら、実力(入試での得点力)がわかる。
似ていない場合、似ている模試か過去問を別にやるのがよい。

合格最低点が公表されているので去年なら合格だとか不合格だとかまで詳しくわかる。
似ている模試なら本番に近い母集団の中の順位などもわかってよい。

実力テストを受けてはじめて見えることがいっぱいある。

さて、実力とは入試での得点力のこととここで定義している。
たとえば同じ国立医学部でも受験教科も違えば問題も違う。
二次試験に理科があるところ、ないところ、年齢制限あるなしなどさまざまな差がある。

あくまで自分の受ける学校の試験問題で点数をとる能力(ポテンシャル)を実力と呼んでいる。
入試一年前は過去問を30年分くらいはやりたいので、学校を決めるのは遅くとも1年前くらいになるように指導している。

インプット期とアウトプット期では学習姿勢を変えたほうがいい。
インプット期は定義の確認、記憶、定石の習得に重きを置く。公式があればなぜをとことん追求する。
深い理解と確かな記憶を心がける。性格差が定着差になりやすい。
丁寧に正確に当たり前のことをバカにせずちゃんとやるように指導する。粘りがものを言う。
きちんとやれるようになった子は結果を出す期間。

アウトプット期は、下書きの仕方、解法の可能性、解法の選択肢、なぜそう解こうとするのか、どう解くと速かったのかなど得点力アップを意識し常に入試問題を想定した学習をするようにする。ここは指導力の差が出る期間。受験生が過去問研究のすべてをぶつけながら問題と闘う期間。過去問でとれるかとれないか、苦しい期間。
押しても押しても進まないように感じることもある。
やってもやってもとれぬと苦しさもある期間。ここは解法の必然性を考え抜く。問題を作成した人間と解答を作る受験生の真剣勝負。

そう思っている。

話戻して、実力試験。いろいろあるが、入試問題と比べてしっかり活用すれば得られるものが大きい、という話を書いた。

最後に、どんな模試でも結果がよければ自信になる。
修造さんに「きみはできる、きみはできる」といっぱい言われたときみたいな前向きな気持ちになることもひょっとしたらあるだろう。
「やればできそうだ」と思い込むきかっけにもなる。受けるときはどんな問題でも諦めずに取り組むといい。

大どんでん返し。
模試よりもっと役立つものがあるのだよ。
それが過去問。
そのときの合格者の点数と比べてごらん。
よくわかるから。

ベビーブームの頃と今では人間の数が違う。
センター試験がなぜ複数回になったのか考えてみてほしい。
それは、受験生の数が減ったから。
代わりに受験回数を多くして得をするのが誰なのか考えてみたらよいことだ。

大学に競争で、自助努力さえしたら入れるのが日本の教育のここまではいい点だった。
この方向性が変えられる力が働いている。

実力のあるものが実力で評価されたいなら実力で判断する機関を探してそこを目指すのがいい。
そして実力をつけてまた次の世代のために実力社会をつくっていくのがいい。

そう思っている。

plus 教室の話。
来年度以降の予約を多数いただき今年も来年度も満席御礼となっている。とくにウラウラと東大一橋、医歯薬受験準備へ向けてという方が多い。熱い期待を感じ取る。
ありがたいこと。

(中学生、高校生の新規の募集は停止中です。中高生はすべて小学部からの持ち上がりの方のみとさせていただいております。ウラウラお茶コース(浦和、一女、大宮、お茶)、東大京大一橋お茶コース(そのまま)、医歯薬獣医英数コースも同様で受付は終了しております。それから小学生は全員セルフラーニングコースからしかスタートできません。その後変化があれば対応しますがまずはセルフラーニングができるようになってください。逆に「セルフラーニング◯」が身についている場合はすぐに「セルフラーニング二重◎」へ向けた指導を開始、志望校別指導も重ねてスタートいたします。以上です。)










posted by ヒカリ at 17:37| 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月19日

英語英文速読術スラッシュリーディングを身につける独学参考書 Plus 試験範囲の中にタヌキがいて

さて(いや前に何も話していないのだけど)、ある学校の先生は試験範囲の提示の際に紙に1枚も2枚も学習のポイントを書いている。
何をやったらよいのか、試験にはどんな問題が出題されるのか。

授業と自習とテストがつながっていることがよくわかる。
生徒もこの先生の教科はとても勉強しやすくやりがいを感じていることだろう。

毎回メッセージに加えて一枚の絵、味わい深い挿し絵までついている。
今回はイチョウの葉の絵が書かれた風呂敷を背負ったタヌキの絵。
今回の絵も実にいいタヌキだ。タヌキマリオよりもかわいいかもしれない。
いやネコマリオよりかわいいくらいだ。

テスト範囲表の情報量の差はあまりに大きい。
ページしか書かれていない、単元名すらないようなことも日常茶飯事。
テストの範囲表にあることはテンションあげて練習メニューに加えるところなのに、メッセージなしのページだけとはなんとももったいない機会損失であることだなー。

Plus 英文速読のためにスラッシュリーディング術を指導している。
英語長文がさくさく返り読みせずに読めるようになる。
そもそも英語を読むときに和訳する必要性がどこにもない。
フレーズやクローズごとに意味内容をつかみながら次へ次へ右へ右へと読んでゆくやり方。

同時にWritingのスキルも高めたいのでWritingでは逆に文法を重視している。

読みと書きは極めれば極めるほど同じところにつながってゆく。
しかしそのアプローチの方向は真逆でいい。
最終的につながったときが英語マスターになるとき。

ヴォク自身は学生時代は映画の字幕と英文解釈教室とRIC式と思考訓練の場としての英文解釈などと英語に関する参考書は何十冊もいろいろやった。当時はどんな英文でも読める聴けるのがゲームみたいで楽しかった。

いまは教える立場なのであれもこれもというわけにはなかなかいかない。
成果も必要なので趣味的にいろんなことをするようなことはしない。
よってメインの読み方以外の部分については参考書を渡すことになる。

スラッシュに関してはキクタンリーディングはCDも編集もよく独学用では群を抜いている。




それと、alcさんのこのダウンロードサイトは大活用できるはず。めっさいい。タブレットやiPodなどに音声をダウンロードして聴きまくるもよし、iPadやPCにPDFをダウンロードして読むもよし。書籍や電子端末だけで終わらせず発展的な部分を無料で用意してくれている。
http://www.alc.co.jp/dl/

どうでもいい話(186)と 不合格実績と開示得点の話 過去問30年分

どうでもいい話。
模試の答案と解答解説を振り返るのと、成績は比例する。


高校3年生。大学別全国模試の結果が返ってきた。優秀者リストに載る結果を出した子がいる。ゴイス。

もうすぐ中3の高校受験生が受けた会場模試の結果が返ってくる頃だろう。光子平均偏差値はヴォク個人の目標数値を前回までにすでに達成している。この数字を超えたのは9年連続となっている。今年の中3の代は光塾史上最高の割合で学年一位の経験者が多い。半数以上が中学校で学年一位をとっている。学年300人以上のマンモス中での学年一位経験者たちを含む。全員が難関校を受験する。一言で言って、めっさハイレベルな学年だ。

個人の結果は自己採点結果でだいたいわかっているところで、サプライズはないだろう。判定がわるいこと、わるいこと。入試本番に目標を設定して練習メニューを組み立てているとはいえ、ここまでわるいのは精神的にどうだろう。それでも模試の過去問も模試対策も絶対に扱わない。すべての資源を本番に向けて設定している。とどまる時間があったら記述、考察、折り紙、作文など(本番で出題される問題の例)の研究にあてたほうがよほどいい。

問題は自己採点と採点された答案の差異を確認することだ。どう役立てるかというのが問題なのだ。

自己採点時に正解だと思っていたところが本採点で不正解になっているところはどこなのか。
採点に間違いはないのか。
出来の悪い単元があるとしてその単元の仕上がり(と思っていたもの)の自己評価はどうであったのか。
失点の原因は何だろう。
知識がなかったのか。
知っていたが運用を間違ったのか。
タイムアウトによるものなのか。
無駄に時間を使いすぎたところはどこだったのか。

解答例を見た後問題の復習は終わったのか。
採点された答案を見て問題をさらに解き直すかどうか。

答案が返ってきてすぐにやるべきことは、予想採点とのずれの確認だ。ずれが大きいほど、解き方が運任せになっている。
いつも同じ解法で解けるようになるには練習で解法の選択と吟味を十分に行うのがいい。

それが次の試験で自分の点数をつくっていくときの戦術になる。

結果がよくもわるくも結果のすべては試験日までの自分の練習と、試験当日の自分のパフォーマンスが原因である。
もしも点数が目標まで足りないなら、なんとかするしかない。
なんとかする方法として答案の中に見える原因をよく見つめるのがいい。
自分の書いた会場模試の答案には原因がいっぱいつまっている。

たかが判定などに左右されるようでは自分がない。順番まで見たらあとは答案用紙自体に戻ることだ。

目標が日々の練習を左右する。
目標に向かってなんとかして前に進むんだ。
いっぱい進めなくてもいい。
1題なら完璧にできる。
1題を完璧にすることだけ考えたらよろしい。
それが実力をつけるためのもっともたしかな方法なのだ。

憶えるべきものは憶えるまで覚える。
解けるべき問題はすらすらと淀みなく解けるまで時間を計って練習する。
1題だけそういうところまで完璧にしていく。

いろいろ考える時間があったら、とっとと目の前の1問に手をつける。99パーセントの自習と1パーセントの授業。やることは全部本の中に書いてある。シャーペンか鉛筆を手に持つ。いちばん好きな筆記具を持つ。机に座る。考える。1題集中が目標達成への道。

やるんだ!


plus 塾の不合格実績と開示得点による指導根拠の話

たとえば答案をこういうように書くようにしてくださいと指導する。
「実際に先輩がこういうように書いたところ得点は何点でした。
だからこういう方針で書くようにしてください。」

先輩の答案再現なり合格不合格の開示得点は後輩の役に立つ。
かつて浦和一女に不合格になってしまった塾生が1人いた。
光塾初の、不合格者となってしまった。

それなのにその子はあろうことか、後輩の受験に役立ててください、と開示得点を高校に行って聞いてきてくれた。自分が不合格になった高校に足を運ぶのだ。
悔し涙で目が赤くなっただろうことは想像に難くない。

ヴォクは、そのことと結果とを後輩に伝える義務がある。
しかし浦和一女指導コースを閉鎖しなくてよいのかと悩んだがこのことがあって今も続けている。

同じ学校を受ける子に伝えている。
過去に不合格者がもしいた場合には何年にそうだったのかということを伝えている。

同じコースを開いている限りにおいて、毎年のように同じ学校を受ける子たちがいる。
その子たちにはまったくなんら関係のない先輩の光っこのことであったとしても、ヴォクの中ではつながっている。

不合格はどうしてもたらされたのか、ずっとそのことを考えながら指導している。
いちいち授業の中で言わないけれどそれはいつもヴォクの頭の中にある。

「いままでに何名、平成何年に不合格がありました」と口頭かメモで伝えている。
それは現塾生の学力とは何の関係もないことだ。
その関係のないことということも含めてきちんと伝えるようにしている。

納得できない不合格があった場合はコース自体を閉鎖した。
子どもが必死でやっているのに合格に導けないとしたらいくらヴォクが仮にいろんな準備をしていたとしても指導コースを設けるべきでない。入試で点がとれないとしたら練習メニューの組み方に問題がある。指導力のなさ以外に原因がない。
そう考えて、光塾を運営している。

合格判定がいくつになったか、偏差値がいくつだとか、学年順位が何位だとか、過去問で何点とれるようになっていたかとか、あれこれの途中経過があっても、結局不合格があるようでは指導資格なしと考えている。

塾がなぜ存在するのかを考えるとそれはヴォクにとっては当たり前のことだ。
教えるのは仕事の一部で目的は合格することひとつだけで、セルフラーニングはその手段であるとヴォクは考えている。

手段はいまのところ変わったことは一度もない。
しかしその手段がいつまでもずっとこのままでいいとも思ってはいない。

一方目的は今後も変わらないだろう。
合格したいから人は門を叩くのだ。

plus 大学入試では30年分くらいは解く。高校入試の場合は同じ学校というよりは良問を通しての演習を重視している。過去問は30年分の中でとくに独自校入試時(学校独自の入試問題)12年分は徹底的に解き倒すやり方をしている。とくに筑駒、学附、筑附、灘、ラ・サール、日比谷、西、国立、早慶、お茶の入試問題は良問が多く他の学校を受ける子でも最高の練習になるので利用している。

灘    開成 筑波大駒場 学芸大附属 東大寺学園 

慶應志木 渋谷幕張 早稲田実業 筑波大附属 

早大本庄 早大学院 慶應義塾 久留米大附設 ラ・サール   栄東(東医)  日比谷  西大和学園 愛光 

市川 西 天王寺 広島大附属   千葉 桐朋 洛南 大教大池田 広島大福山 鶴丸  東邦大東邦 ICU 横浜翠嵐 新潟 金沢大附属 北野  県立浦和 明大明治 湘南 膳所 茨木 大手前 岡山白陵 青雲   札幌南 土浦第一 立教新座 青山学院 東海 修猷館 熊本  栄東α 大宮 城北 戸山 岐阜 旭丘 同志社 大教大天王寺   の問題はとくに扱うことが多い学校の問題。











posted by ヒカリ at 12:59| 北辰テスト結果、全員偏差値68 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月10日

ヴォク、ラフランスをいただいて Plus 光のお気に用紙(方眼紙はこれだ) plus 映画

もはやお礼のしようがない。甘い果物に目がないのでうれしいことこの上ない。この日記をいつもなぜか読んでいる親戚が「◯◯いいなー」などとよくメールを送ってくる。そう言われると気まずいではないか。

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プリントの問題を勝手に解き直して練習しているところが見えてうれしさ倍増。

たまぼくシリーズのように恥ずかしいことも少しは書いているが、いただいたものを日記に書くのはさすがにどうかと思いこれまで極力書かないようにしていた。しかし最近一度書いてしまいどこで書かなくしたらよいのかの切れ目がわからなくなってきた。山本昌のスクリューボールみたいな切れが必要なヴォクなのだ(3回読んだ直後で頭の中がヤマモトマサ)。

Plus 光は文具マニアかも。子どもが持ってくる文具が気になって仕方がない。
でね、ヴォクがいつも解説を書くときに使っている用紙があるの。
それは方眼紙なの。
それは白い地でなんとぬあーーんとオレンジの方眼がひかれているの。
まじでオレンジなの。
もち、コピーしたら線が見えなくなるの。
用紙は0.7mmのシャープペンシルの芯で書くとよい音を出すの。
ヴォクは頷いたりのけぞったりしながらひとりドップラー効果を楽しめるの。
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しかも、セリアで100円なの。
あまりに感動してはじめて見つけたその日に200セット大人買い発注したの。
それくらい気に入っているの。
ヴォクはオレンジとピンクの、方眼の色に驚いたの。
万年筆が方眼にひっかかっても方眼紙には万年筆では書かないの。
シャーペンでカリカリと音を鳴らしたいの。
方眼紙にシャーペンの芯を重ねるの。シャープペンシルの芯の音が島桑のボディで響いていい音になるの。
なんで文末にのをつけているのかはわからないの。
ほなねの。

紙質だけで選ぶなら、コクヨのセクションパッドとか、ライフのクリッパーレポート用紙などよいのが他にあるの。
でも木のペンで書いたときにいい音が鳴るのはこの紙なんだ。

以上が音編。
続いて書きやすさ編。
コクヨのセクションパッドとか、ライフのクリッパーレポート用紙、マルマンのレポートパッド report pad 、オキナのプロジェクトペーパー project paper 。

最後に総合で、
ヴォクのお気に方眼用紙は、・・・これだ。

OKINAオキナの seminar セミナー 5mm SQ(SPA45S)。
何と言っても目に優しい用紙。
これは育伸社さんの教材一式にも言えることだが紙質と紙の色はいちばん重要。
集中力に直接的に作用する。

オキナのセミナーはその点、総合でダントツに気に入っている。
黄色い地に黒い文字を書くと、ハチと同じ配色で視覚的効果が高い。一周回って万年筆はKakunoがいちばん好きなのだがカクノの木軸ペンで書くとよい音を奏でる。
文字を書く時間が至福の時。

アマゾンに実名で書評をたくさん書いていた。1000冊くらい学参を中心に書いていた。
すると著者の方が新刊本を送ってくださることがあった。
するとあまり悪いことは書けなくなってしまう。
参考書は自分で買って自分で使って自分の手と目で選びたい。
そこで匿名にした。
本は送られなくなったが、自分の好きなことが書けるようになった。
これでいいのだ。

plus きょうの中学1年生の質問。
光子 : 空気にも重力が働くから地表面で圧力がかかり大気圧と呼ぶことはわかりました。それで1013hPaっていまいち実感がわかないんですがどれくらいの大きさですか。

光 : 水の柱に置き換えてみよう。約10mの水柱だね。
イメージがわくかな。そしてマッスルマッスルのハマグチみたいに水中に10mもぐったら圧が2倍かかるということになるよ。

光子 : あと粒子は熱を受けて運動していて拡散するというのはわかったのですが、固体って動いていないですよね?

光 : そうだね。分子間力やクーロン力がある。ドラえもんのNSワッペンみたいにお互い引き合っていてその場で振動する程度の動きなんだ。だから粒子の集団になっても拡散せず一定の形をとることになるね。その状態が固体ということだよ。

plus 映画の話。
映画が好きで年にいっぱいみる。蓮實せんせいの言うように年間300本見ない人はこの教室から今すぐ出て行きなさいというようなことは思わないが、映画は好き。

いまは好きな映画を1つだけ挙げよなどという無理難題は誰にも尋ねられない。

だからここに書こう。ここはそういう場所だよな。
「ガタカ」 と 「ショーシャンクの空に」そして「インターステラー」だ。

ほなね。
posted by ヒカリ at 23:00| 133キロ怪速球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

ヴォク、かきをいただいて Plus チャクテビガの大虎杢のシャープペンシル plus 木材のデータベース

光っ子にかきをいただいた。
このお方にはつい先日も絵本などをいっぱいいただいたばかりなのにおいしそうなかきをいただいた。

お礼のしようがない。

くいしんぼうのヴォクは早速ナイフを手に取りかきをみつめる。どれにしようかな。

あ!
柿さんと目があった。

まさか、そ、そういうことなのですね。
ありがとうございます。

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オレンジつながりでオレンズとかデルガードとか、あとクルトガの折れないシャープペンシルは好き。
でも木の軸でないと普段使いしない。

毎日使うシャープペンシルはチャクテビガの虎杢。
手の大きさに合わせてカスタムオーダー、銘木マニアのS職人に御製作いただいたもの。
ペルナンブーコもチャクテビガも大好きだが、虎杢の入ったチャクテビガなんて後にも先にももう2度と入手できないくらいの虎杢がびっちり細かく全面に入っている。

太いので木の迫力を手の中で堪能できる。
ひとつ問題はシャープペンシルばかり眺めてしまい書くのに集中できないことが多いことくらいか。
すごいすごいシャープペンシル。

plus データベースへのリンク
木材を調べるときに重宝している。

plus 万年筆のコンバーター
ペンの中でもいちばんよく使うのは万年筆。インクの色が自由に選べるのがいいのと、万年筆のカリカリという書き心地がたまらない。

コンバーターはパイロットのcon-20とcon-50とcon-70を使っている。万年筆は好きなインクを入れられるのが楽しい。
オレンジ色のペルナンブコや茶色のハワイアンコアなど軸には太軸の木を使っている。
大きなコンバーターになるとさすがに木軸がかなり太くなってしまった。
木軸が太すぎると書きにくい。

かといってコンバーターの容量は一定量ほしい。
ぜいたくな悩みだが細めで con-70くらい容量のめっさ大きいコンバーターは、・・・ないね。
趣味のインク補給をたのしもう。

plus ボールペンの金具
ボールペンの金具はチタンが好きだ。錆びないし黒い光沢(自由電子が光を反射して輝く)がある。黒鉛のシャープペンシル芯も黒いメタリックな輝きを(自由電子が光を反射するおかげで)持つ。色合いこそブラックで黒鉛とチタンは似ているがチタンの金具の輝きはときにダイヤモンドのように美しい。360度動き回る自由電子の自由さのことはわすれただ見入ってしまう。
チタン金属はたとえにくいが使い古した飴色の革手帳の黒光りの色に近い感じを楽しめる。

そういうことが気に入って、木のボールペンの金具にはチタンを合わせるようになった。

ほなね。


posted by ヒカリ at 22:30| 133キロ怪速球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヴォク、55松井秀喜をいただいて plus 故郷の木のペン

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2:30にお越しの小学生が袋から取り出して突然くださった。
「おばあちゃんが好きなんです」

え! い、いいんですか!?

実は34にするか55にするかいつも悩むくらい大好きでして、うんぬんかんぬん。

この子にはつい先日もヴォクの苗字入りのキャンディーその他たくさんをいただいたばかりなのに、恐縮しきり。その時は袋にヴォクの名前が書いてありもーびっくり。あれ、ヴォク、サインとかしたことないよな。てか、これ、印刷されているというか、なんというか、袋のデザインの中に確実にヴォクの苗字が入っているような。

またしても差し出され恐縮しているはずなのに手がもう伸びているという。
ちゃっかり手が伸びてもう握りしめているという。

ありがとうございます。

plus ヴォクは鹿児島県の出身だ。鹿児島県で生まれいくつかの小中学校を出た後に高校時代までの大部分を鹿児島県で育った。
どんなときも桜島と屋久杉の木の香りがヴォクから離れたことはない。

お気に入りの木はいっぱいあるが、鹿児島の屋久杉の木のペンはいつも一軍ペンケースの中にある。
椿油で磨きながら屋久杉の香りをかぐ。

毛筆の筆のような形で太く製作された油木のこのペンはウネウネ杢の虎杢でヴォクの手の肌に椿油の潤いを与えてくれもする。
いつもありがとう、屋久杉のペンよ。


posted by ヒカリ at 22:25| 133キロ怪速球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ヴォク、34山本昌をいただいて

ただいま光っこがお母様と到着。
余っていたということでご本をいただいた。
ありがたいなー。
うれしいなー。
かっけー。

キスして教室の本棚の真ん中に飾った。

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『山本昌という生き方』

でも余っているってどれだけ昌が好きなのだろう・・・

そもそも、ご旅行のお土産のお返しさえできていないのに、さらによりによっていちばん好きな山本昌を。

当たり前なので書いていないのだが133km怪速球はこのお方の本の題名である。

ついつい授業と関係のない話をしてはいけないと思いながらもどんどん続けてしまう。

え!もう読んだの?
あー、ヴォクは読んでないのだよな。
買っていなかったのだよな。
早速今夜読もう、ヴォクの目で。たのしみ。







posted by ヒカリ at 14:10| 133キロ怪速球 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月04日

光推薦独学図書No.101「チャート式化学」秘伝のたれ plus 解法の選択肢が掲載された参考書、別解が掲載された参考書を使うメリット plus ヴォクのwindows PC

目指すということは人間にしか与えられていないことで
人間は目指すことができるから楽しい。

夢がないというのはもったいないことで何を目指すもなくぼーと時間を過ごしてしまうことになる。

一本の目標のある人は毎週どの週を見てもとどまるということがない。

きょうの光っこ。
とどまることがなかったのではじめて志望校を聞いてみた。
それはTOP校だった。

目指すということができている点では半分だけ合格しているようなものだ。

「行きなさい」と伝えた。

勉強は、本だけあればどこまでもできる。
合格までに必要なことなら全部参考書と問題集の中に書いてある。

楽しい理科の本がある。楽しい社会の本がある。
これから勉強はどんどん楽しくなるよ。

plus
仮にある分野の問題が入試問題として出題されるとして、制限時間÷大問数以内で解けるかということが試される、すなわち試験される。
たとえば120分で6題の出題なら1問を20分で処理すればよい。12題なら10分ということ。過去問を見たら大問1つに使える時間がすぐにわかる。

20分で解く技術の中には読解力と計算力という技術が含まれるのは当然のこととして、他に要求されることは何なのか。

数学の試験問題を制限時間内に解くために必要な第3のスキルは解法の可能性に関する知識と解法の選択に関する知識である。

こうやったら解きやすくなるという手筋(=定石)を知っているだけでは十分ではない。この問題を解くのに最善の手筋が自然に思い浮かぶような状態にまで解法の可能性に関する知識を深めておく必要がある。

数ある解法の中でもなぜその解法を選択したのか、なぜその道を選んで解いたのかというのを試験が終わって後からゆっくりと説明することができるだろう。

でもその問題を解くまさにその最中にはこうして解いてみたらよさそうだという読みができるまでに解法の知識があり、半ば直観的に選び取って解くことができたというのが望ましい状態となる。

そういうレベルにまで自分の解法知を高めねばならない。入試問題は技術と知識の差を得点の差として評価できるように、得点が技術と知識とに応じて変わるような良問を作成してくれている。

可能性としてどういった定石があったのか、あり得たのか、その中で自分が選択した手筋はどうだったのかということまで、いやそれこそをよく考えながら、解くということ、練習するということを組み立てるようにする。

それが解答解説書では、解1、解2、解3という別解として現れる。
すぐれた問題集、一般によい問題集には解法(の定石=こういう問題にはこういう必然性があるのでこういう発想で手をつけられる)が複数掲載されていて、解法の比較検討までなされている。Aの解法は一般性が高く応用がきくだとか、Bの解法は計算量が少なくて済むだとか、解が複数掲載されていると、解法の選択の勉強ができる。

時間さえあれば解けるというレベルに到達するのは目標までのほんの一部、入り口でしかない。どう解くとどう違ったのかまで評価すること、比べることまで含めてわかったときはじめて、問題を考えたと言えるのだ。

だから、解いた後に違う仕方で解き直すことが、数学の勉強法の秘訣になる。
どんな解法があるのだろうと。

光推薦独学図書リンク 『原点からの化学』 ほか多数紹介。ヴォクが愛してやまない参考書『チャート式シリーズ化学』についても加える予定。チャート化学はカラーで見やすい。紙質がいい。教科書より素晴らしい教科書。昭和44年から現在まで継ぎ足せれてきた秘伝のたれを味わい尽くしている。
化学の参考書で一冊だけ選べとヴォクに聞けばヴォクは迷わずこのチャート式化学を採る。
個性がないと突き放す前にじっくり2ページくらい読んでみていただきたい。
簡潔にしかしもれなく重要なことが説明されている。本文解説だけで見事に流れや考え方まで記述しよく読めばよくわかるように書いてある。
流行りの語り調子ではない文章は丹念に読み込めば正確に化学を伝えている。このブログ「足音」の文章のような冗長さは微塵もない。そこがこのチャート式化学の最大の個性になっている。


光推薦独学図書
posted by ヒカリ at 06:11| 伝説の参考書、独学図書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月29日

最近知ったことば plus タブレットと授業チャット plus アイパッドで注文するとすぐにプリントが運ばれてきて

「ためて、ためて、ためてーーー、

おー。」

最近知った。

タイムリミットを感じてあせるときに思い出したい。

テスト結果を見せるときに資料を全部持ってきてくれる子がいる。
問題用紙全部、解答用紙全部を見せてくれる子がいる。(採点のなぞがたまに見つかる。本題と関係ないのでカット。)

問題一式のみならず参考資料の得点分布表まで見せてくれるので全部一通り見てすぐに返そうとすると、資料の方は「先生用のコピーです」と。

テスト結果を書くときに紙いっぱい文字を書いてくれる子がいる。
点数がよかった悪かったかは結果なのでもちろんいちばん大事なのだが、白紙いっぱいにつめこまれた文字を見て、結果なんてものが全部吹き飛んでしまう。

あー、この子は目標に支配されている。
よし、目標を毎日頭に刻んでいるね。

そんなときヴォクの頭の中にあることばが浮かぶんだ。

ためて ためて ためて ドーン!

plus タブレットは便利だ。
子どもが質問をする。
チャットやgメールで無料でできるのでタイミングよく指導することができる。
ちゃちゃっと聞いてちゃちゃっと自学に戻って(チャットだけに)。

plus ひとりの子に5時間くらいプリント準備、ファイル整理、連絡帳作成、到達度メモなどの時間を要している。
ヴォクはエクセルがめっさ得意なのだが、それを駆使してもかなりな時間がかかっている。

ヴォクは鉄人印をおしたりデコペンを塗ったりするのに時間を取られすぎているのではないだろうか?
パソコンの起動は瞬時にできるしクラッシュするようなこともないハイスペックなマシンを二台同時に稼働し作業をしているがエクセルでの連絡帳管理は年々凝りすぎてどんどん複雑化するばかり。

プリントは1人ずつA4のクリアケースに入れており管理がよい反面、プリント自体の出し入れに要する時間がかかっている。

やはりアイパッドに座席で話しかけるだけでプリントがさーっと出力され結果のスコアがまたアイパッドに書き込まれるというようなシステムを構築したいところだ。

夢のような管理方法だが一歩ずつ近づけねば時間がいくらあっても足りない。かなーって。

ほなね。
posted by ヒカリ at 07:32| たまぼく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

E君のこと(5) plus 和積の公式と合成波(定常波の波動関数の作成)

ヴォクに勉強法を与えた人の一人にコーチえのもと以外に友人のE君がいる。彼は現在弁護士をしている。
いつものように部活を終えたヴォクが図書館に行くとE君はニヤニヤしながら分厚い本を読んでいた。
たまにシャーペンをもって肌色のルーズリーフに思いついたように計算している。

『前田の物理』だった。物理のひみつがなんでもかいてあるとのことで「昆虫のふしぎ」よりも「植物のひみつ」(ヴォクの愛読書だった)なんかよりもとにかく絶対おもしろいのだぞと力説してくれた。

ヴォクは花や昆虫が好きだったので生物や地学をやっていたのだがE君の影響で物理を読み始め気がつくと、物理をやることに決めていた。

『英文解釈教室』や『大学への数学』同様、衝撃的な書物だった。そういうことか!と膝を打つことが1ページに1回くらい出てくる。
高校の授業でやっていた物理の教科書には触れられもしないことかしつこく丁寧に描かれていた。

驚くべきことにご丁寧に暗記の仕方まで紹介されている。
こんなすごい本があるのかと何回読み返すときも新鮮だった。

E君には3年分の大学への数学ももらっていた。
「あれ、つかなわいの?」と聞けば自分はもう20周くらい読んで全部覚えているからということだった。

英文解釈教室も2冊(なぜか2冊)もらったのだが大学への数学と前田の物理までもらって不思議だった。
なにが不思議かといえば、ヴォクはE君の勉強法にただただ驚いてばかりでE君になにもあたえていないのにE君はぼくにだけ自分のやっていた勉強法や本のことをいつも話してくれた。

なんでぼくが?という感じだったが、なんでもほしがるまこちゃん状態だったヴォクはありがたくいただいて先輩E君に勝負を挑んだ。E君は持っている本は何周も読んでいるので勝ち目はなかった。

しかし感動しているというその点においては互角だった。
なんてすごい本なんだ。休憩時間はあの章の何々についてどう思ったか?
「もらう力と与える力を区別する」はどうだった?
俺はこの記述を読んだときこうおもった、などと本の話で盛り上がった。

もしかしてスモールトーク仲間が欲しかっただけなのかなとも思った。
どっちにしてもありがたいことだった。

後日E君が東大に進んだあと下宿先を訪ねた際にさらなる驚きが待っていた。
貸しアパートなのに受験用の参考書が山積みになっている。
漫画みたいな話だがその上に寝ているというような感じだった。
歩く場所は小さく振動で本がずり落ちてきた。

あまりに好きで参考書ももってきてしまったらしい。
E君は予備校で講師の仕事をしていたので使わないこともなかったのかもしれないがいくらなんでも引越しの荷物にそんなに入れなくてもと思うような量だった。

神田のすぐそばだったので本は増える一方でねというようなことを話していた。
いや、あなたが自分で神田に引越したんでしょ!

Plus 今週の原書購読。
小学生のうちに英検準1級をとった子がいるのだが、この子はもっと英語を読みたくて一緒に原書購読をしている。

今週は The Geography of Thought : How Asians and Westerners Think Differently and Why を読んでいる。
英語で書く要約だけでなく小論文課題もつけているのだが、この子(一橋大受験生)の論文はヴォクだけが読むにはもったいないくらいおもしろい。

plus きょうの中学生数学(中2)。
現在三角関数をセルフラーニングしておりきょうは和積の公式を導くところをやっていた。
加法定理からささっと導いていて普通にできていた。
ちょうど物理のセルフラーニングで波動をやっており直接波と反射波の合成波の式を導出する問題もやっていて合成波が式で表せてうれしいと言っていた。
たしかに、和積の公式がバリバリ使えるのでここは快感。

この子は数学と物理と化学がいまは趣味で数学は光推薦独学図書No.102 「大学への数学ニューアプローチ」を読んでは解いて、解いては考えている。
この参考書問題集はA篇基礎理論は後から読み返すと理解が深まる点が最大の個性。

ふつうの問題集にあるような問題や解説もB篇演習問題にあるにはあるが、その問題の数学的な意味や背景が研究に示されておりはっとさせられる。

そしてその研究の理解を深めるためにA篇基礎理論に戻ってペンをとり読み返し考え、解き進めるうちに自分の数学、考える数学ができるようになっていく。






posted by ヒカリ at 06:55| 伝説の参考書、独学図書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする