2015年03月29日

浦和高校国語学年1位の高校生 plus チェリーセージ 斑入り

浦和高校の高校生が駿台全国模試の結果を持ってきてくれた。
国語が浦和高校学年1位だった。
小中学生の頃は要約や説明をやったかもしれないが、最近塾ではほんの少しの古文(の独学の仕方)を除いてほとんど何も授業で扱っていなかった。セルフラーニングでの学年1位ということになる。そのことがヴォクにはうれしい。

全国でも100番以内にランクインという好成績で、のけぞった。駿台全国模試は色々ある全国模試の中でも母集団のレベルがいちばん高い模試で、よくも悪くも試験範囲内での実力が現れる。国語読解力は隠れない。
ゴイス。他の教科も努力の結果が数字に見える結果になっていた。高校入試本番でも国語がよかったがセルフラーニングで読み解き力がさらに上がっている。力をつけてきている。
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大宮高校にこの春に進学した高校生が入試の開示得点詳細を教えてくれた。
他の教科も全部悪くなかったが、とくに国語が100点満点。
高校本採点での入試国語での100点満点なので本採点での100点で作文も他の記述問題も全部満点ということになる。本番のあの問題で100点かー。いろいろ思うことがある。
あるいは作文は20点くらいとったのかもしれない(いや作文は16点満点だからっ!)。
きょうは会うのが久しぶりでいつものように思いついたことをべちゃくちゃと話していたら、肝心の本番の作文で書いたの教えて!と頼むのを忘れてた。



ま、いっか。
いままで練習でもほとんど1回くらいしか文句をつけたことがなかったので、これまた本人のセルフラーニング・パワーだ。
ヴォクの作文指導はめちゃくちゃで段落分けについても改行の仕方についても独特なことを伝えている。とにかく攻めていないのはダメだ。言いたいことを言わないのはダメだ。言いなさい、書きなさいという指導だ。なぜ埼玉県が高校入試で作文を課しているのか。それを考えたら求められていることが自ずとわかる。

さすがに、私の代わりに、「ヴォク」と書けなどとは指導していないが、それに近いものならあるかもしれん。

この子の答案には文句などほとんどつけた記憶がない。それでもとりあえず減点がなかったのなら、わるくない。練習と本番で評価が異なっていないのなら、それでいい。
練習では本番のつもりで、本番では普段の練習のようにできるとしたら、それが望ましい。

きっとこの子はいつも通りに、読み手がうなるような答案を書いたのだろうか。毎回読むたびにヴォクはうなっていたので、きっと採点官の方々もさぞかし驚かれたに違いない。
気になるので今度聞いてみたい。


塾には庭がなく、桜の木は小さな鉢に葉もつけずに生えている。花も散り、葉も散って枝しかない。いま頃は葉がないのは普通、でも、葉桜になったところもなかなか見ていない。その桜は花屋のアルバイトをしていた卒生が植えてくれた大切なたいせつな桜の木。
もう咲かないのかな、そう思ってた。

その桜が、小さなつぼみをつけていた。
とても小さなつぼみなのだけれど、味わい深い、ある意味、花よりも美しいつぼみをつけている。
いつの間に春の訪れを知ったのだろう。

このまま咲かないでずっとつぼみのままでいてほしいと思うけれど、やがて咲くだろう、桜の花が。

国語の成績を上げるのが一番難しい。
これまでの入試開示得点からわかったことだ。東大も高校入試も開示得点(制度)があるようになってから、透明性があがり、自分なりの仕方で結果を振り返ることがよりたやすくなった。

たとえば数学は結果に波が大きい。実力が1回の試験ではとらえにくいのがこの数学だ。合格がギリギリになったり余裕になったりするのはこの教科の点数のなすところが大きい。

さすがに解答用紙の採点結果答案のPDFまでは戻ってこない。
採点の可視化という問題は入試でもあり、それがかんたんな問題ではないことを思う。

過去に高校入試でTOP校を受験し不合格になってしまった塾生が1人だけいる。[「いた」という過去形では到底語れない。]

この子は中3になってから志望校を決め、TOP校受験に切り替えた。埼玉県は学区制がないためTOP校は誰でもどこに住んでいても受けることができる。

TOP校の(ヴォクの)定義は文字通りの高校入試偏差値TOP校であり、必要な最低ラインが70である。出口たる大学合格実績でTOP校を定義するまた別の指標もあるだろうが、ここではあくまで受験での難易度だけを問題にした方のTOP校を考えている。

入試へ向けて最後の一年間でも力をつけた。運動の部活が終わった後からそれは目に見えて現れてきた。国語だけがなかなか伸びなかった。他は努力に比して結果の出る科目である。起きている間中勉強することで、力がついたが国語だけがなかなか伸びなかった。

ヴォクの指導経験上、国語の実力のある子は国語の実力とほぼ同じラインまで他の教科、理科、社会、数学、英語が伸びる。理由まで言えば、すべての印刷教材が、日本語で書かれている。数学や英語の印刷教材をも含めてである。これらの印刷教材を読み解く力すなわち日本語読解力がなければ、学力はうまく上がっていかない。
指導において唯一頼れるのは自分の経験と実際に教えた子がどうなったかの変化の経験だけである。見聞きした指導法などそれに比べたら1パーセントも役になど立たない。

入試本番。高校の採点員がつけたこの子の国語の点数は90点。結果、好成績を本番ではじめて叩き出した。90パーセント得点は入試では上位合格点のスコアを意味する。他が練習通りなら、合格点に入ってくる。
最後の模試から本番まで2ヶ月あった。最後の最後で国語力が間に合った。

国語が間に合ったのだ。
すなわち他の科目の合計点もすべて間に合った。
当日点という名の実力においては。(実力という言葉は結局のところ実体のないものかもしれない。それはちょうど「速度」という言葉に似ている。平均速度は計測できるが瞬間速度というのは刻一刻と変化しているのだから。)
5科目の合計は合格者の得点に足るものではあったが(実際合格者の点数と比べても上回っていた)、内申との合計という入試制度もあり、結果、間に合うことができなかった。

不運なことに、いちばん得意だった数学でエラーがあり、内申を補って余りあるほどまでの点数を上乗せすることができなかった。(数学や物理は標準偏差が大きい科目で、生物は標準偏差が小さい科目。数学や物理は高得点を取りやすく高得点が期待できる反面、連鎖ミスでの大量失点が起こるというリスクがある。入試本番でこのリスクが現実になってもよいように、標準偏差の小さい科目を固められるだけ固めておくのがいい。)


国語の結果が悪かったなら、ヴォクはTOP校受験コースをたたむ心づもりでいた。
いまなんとかかんとか指導を続けることができているのは、この子の記憶が毎日あるからだ。

不合格後に一緒にパンを食べた時にこの子が笑っていなかったなら、今頃のほほんと仕事することはできなかったと思う。

今年の春の入試を終えた。
開示得点からいろいろのことを考えている。
国語だけの問題ではなく、答えもない問題をあーだこーだと考えている。

何も考えずに花を見ていたい、そういう日もあるがなかなかそうもいかない。
でも、ぼーと花を見ていよう。

せっかく桜はいましか、花のすがたを見せないのだから。

チェリーセージ 斑入りとその赤い花
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ローズマリーもタイムもセージも斑入りは花がまったく咲かなくても花が咲いている以上に綺麗に見えて楽しめる。

斑入りというだけで珍しくてすぐに挿し芽をし、保存してしまう癖がある。

写真はチェリーセージの斑入りで赤花少なめの時期に撮った。

葉の黄色が楽しい。

サルビアの本が何冊か書斎にある。La Connaissance des Sauges Edisud は今でもよく読む。セージの本の中でもとくに好きなものだ。

最近入手した The New Book of Salvias: Sages for Every Garden は気に入った。かなり詳しく書かれた本だ。

英語の授業中に思いつく英文がローズマリーとチェリーセージ関連が多くなってしまうが読んでいる本に引きずられるのは仕方がない。






2014年04月22日

ウラウラの新しいコース

中学2年生からウラウラの問い合わせがあった。
光子紹介だ。

休みの日を開けてでも見たいと思わせるまっすぐの熱意を感じるメールだったので正直、悩んでいる。

成績の資料も写真付きだった。志望が明確だ。なによろ独学マインドがある。一度お断りしたが二度目のお便りだった。

でも中学生は全学年募集停止としている。
予約も受け付けてこなかった。

うーん。
中学生から始める人だけ別の時間に集めて新しいコースを始めようかな。
日曜の夜に60分授業数本ならいくつか組めるかもしれん。

うーん。でもそれでは今までになくなくお断りした方にわるいではないか。


うーーーん。
寝かせて検討。

(途中略)



県内100位以内に入りたい。決めたことは何でもやります。
という本人の手紙つき(字が美しくはじめは親が書いたのだと思ってた)だったのでためしに本3冊を2週間の期限で課した。

その後、普段の授業のように一問一答をあれこれ100問くらいだけやってみたが完答だけでなく即答だった。

どうしても進みたい大学(国立大医学部)があるというだけでそんなにやるものかな。

とりあえず次の3冊を貸し出した。

というわけで中学生の新光子が例外的に誕生した。

2014年03月11日

浦和

公立の発表より前から進学先がどこになってもそのまま続けたいのでと言って来ていた中3の子がいた。

浦和に上位合格することを目指して中3の夏前までは無学年式に進んだ。高2のところまで進んだ科目などもある。

高校入試前の数ヶ月は準備のため念のために高校範囲の学習をストップしたので大学入試に向けては中高一貫生と比べたら中学の復習をやりすぎたということになるだろう。

入試後、発表日より前からは高校の勉強を再開した。

発表日の喜びはあったに違いないはずだがコメントはシンプルなものでいささか拍子抜けした。

一日くらい有頂天になるのかなと思ったヴォクが甘かった。
「書類もらいました」
というのが彼の言葉だった。

そう、浦和進学はスタート地点に立つことなのだ。浦和高校は3年連続公立高校東大合格者数全国ナンバーワンになるかという注目のされ方をしているため今年の受験生は当然東大受験を意識して浦和を選んでいる。光塾生のウラウラの子たちには東大受験の詳しい話はまだしていないが将来の目標は聞いているのでわかっている。医学薬学の道を志す者、東大に進みたい者。

入試の本採点結果がわかるのはまだ少しだけ先だがどれくらいとっているだろう。
それが高校0学期の期末試験であるというのは精神安定のためだけでなく実際そうなので伝えたことがある。

そこで本番得点率何十何%、何位からのスタートなのかがわかる。今回の公立入試本試験の得点率は34ヶ月後の大学入試センター試験の得点率を何十何%にできるかに対してたしかに連動している。(たとえば90%得点率から90%得点率に至るのは想像しやすい。)
高校での目標順位は口にしないがもう決まっている。
しっかりやってその順位をとるのは当たり前の目標だ。

たんたんと進んでいるようだが将来の目標に向けて長い目で見ればこんなもんかもしれない。

高校生になって変わるのは、勉強という限りなくせまい世界の中だけで考えたら、通学電車中に暗記ができるのと、模試が県内順位でなく全国順位になることだ。もちろん数学や理科に公式暗記が少なくなり原理原則を知ることができるなどの学問的な楽しさがぐっと大きくなるのだけれど。

学校が変わり環境の変化が心配だ。
先輩たちよ、どうぞやさしくね。

2014年03月05日

きょうの小学生数学

きょうの小学生(小6)。
ヴォク、座って第一声はいつも同じで「質問ある?」

おもむろにしわくちゃの新聞を取り出して、大問3の(2)を質問してきた。
ここで大問3というのは先日の公立高校入試の数学の問題。過去2年間と比べると明らかに難度が下がった数学だったが大問3の(2)と大問4はおもしろく美しく(3の放物線の焦点とか4の正三角形の重心とか)とてもよい問題だった。

この子は点Dの座標を文字で置く際に2次でおいてはまっていたので1次で置き直す案を伝えた。
直線の上に点があるのだからxもyも一次式でおいてみてはどう?
点Dのx座標をdとしたり4dとしたりして試してみてと伝えた。
(2次で置いた方も本当は解いてみてほしかったので後で三関図mix(「三関図の完成」というすぐれた数学問題集にname afterしてこの融合単元の問題群をそう呼んでいる)の鉄人のときに扱う予定。)

ちょうど高校数学の教材を渡すタイミングに高校入試があったのは幸運だったかも。

課題にしていなくても勝手にいろんな問題に挑戦している。
解ける解けないもすこしは気にかかるし今になって思えばどう解いていたのかが気にかかってきたが、それよりも自分で課題を見つけて挑戦しているというその積極性に感動するなぁ。

この子は筆箱に問題文を忍ばせていた。
きっと学校でひまなときなどに問題と格闘しているのだろう。

2014年03月03日

埼玉県、公立高校入試、問題と解答(リンク)

埼玉県、公立高校入試、問題、解答は本日夕方以降下記WEBページにて
掲載予定とのことです。

まずは埼玉県のページ。
http://www.pref.spec.ed.jp/nyuushi/

あとは東京新聞。
平成26年度
http://www.tokyo-np.co.jp/k-shiken/14/stm/

光による問題分析速報は今夜深夜を予定しております。(←それ、速報になってないから)

きょうは授業で10時くらいまで問題が見られないので、その後の予定です。

去年までのSo-netブログの方が閉鎖中なので今年はこちらに何かを書くかもしれません。

それではまた。

2014年02月16日

Gmailと県内順位(2)

入試が続いている。きょうも新しい問題を読むことができる。

先の計画停電のとき、先週今週の大雪のとき、Gmailが活躍した。課題の連絡に使える。

遠くから普段は電車で来ている子がいる。電車が雪のせいでとまって今日は来られなかった。それは仕方がないことだ。

ヴォクは、テスト範囲だけでも課題を出すかどうかしばし考え、テスト範囲は出たか?送ってほしい問題があるか?と念のため聞いた。いつものようにGmailで。

本人からの返事に、
「テスト範囲が出たのですが、特にやりたい所はありません。」とあった。

範囲票の送信をもう要求しなかった。
「承知しました。やりたい勉強をやってください。」
それできょうのG業(Gmail)が終わった。


この子は小学生のまだ小さな時にはじめて会った時からセルフラーニング◎が身についており実際のところ週課題というものがなくても勝手に進む。決まった本を解けるようになるまで自分で確認してしっかりやる。勉強に関する限りこの姿勢があればそう困ることはない。

目標は学年1位


目標は学年1位、県内100位といつも明確でとくにそれを試験ごとに言葉にすることもない。将来の職業予定を聞いている。間に合う必要がある。

期ごとの到達目標を達成したかどうかを毎度振り返るだけである。

Gmailは添付ファイルがたくさん送れて大変便利なのだが添付するべき試験範囲票とファイルがなかった。
そんなあっけない日だった。

2014年02月15日

県内順位

県内順位目標を二人で追っかけてきた。
最後の一年間もずっと県内100番以内を目標に高校入試内容の基礎固めを進めてきた。当然のことだが100番を目標にやってもなかなか100以内にランクインできない。1番と50番、50番と100番では大きな学力差がある。
1番をとるつもりでやらないと結果はついてこない。

その前は、小学生のちっちゃな頃から入試に関係なく無学年式で進んできた。
英語は高2内容まですっかり完了している。
教則本「速単」はもう何周しただろう。エクセルは覚えているがヴォクは知らない。

目標、浦和という子たちには合格ではなくまずはその数字を目標にしている。
それは進学後の順位を意味しているから常に意識している。
高校入試は0学期の定期試験

入試本番は範囲の広い0学期の学期末試験だと伝えている。
本番の点数も開示されればおよその位置が後からつかめる。
その数字を高校の目標成績のスタート点とすることができる。

きょうは本人がその個票を持ってきてくれた。
ヴォクのところには全県順位が届かないのでいつも持ってきてもらっている。

模試はこれで全部終わった。
残りのテスト前期間では、好きなだけ基礎を固めるがいい。

2013年10月20日

目標の県内順位に到達した後に

模試で目標の県内順位に、5回目やっと届いた子が答案用紙をもってきてくれた。この子はいつも紙をきちんとたたみもってくることができる。
こんなによい順番をとってオールA判定でもかんたんなエラーがまだ含まれている。それは人にみせなくとも自分でわかるものだしコーチにみせたらなにやってんの!大丈夫か?とつっこまれるだけだとわかっているくせに彼はそれでも紙をもってきた。みているところがちがう。どなられるためにもってくる。

模試でみるのは順位、県内順位と全国順位だとはじめから伝えている。志望校内順位は入学後順位だと伝えている。校内20番以内に入りたいなら県内順位TOP100入りははじめの目標。

模試の順位は第0学期の定期試験順位だ。偏差値と判定より先に合計点と順位がある。なぜなら本番の合否判定は5教科の合計点順位だけで公平につけられるから。入試当日点で450点をこえていたら大丈夫と言える。

今回の結果を受けて目標順位を更新した。ついに新しいところをめざすことができる。
スタートの笛がなった。

前方にまだ人がたくさんいる。
プロの世界だったら負けだ。追いついてみたい。そこにいってはじめてみえるものがあるかもしれない。
いや、ある。
全県一位だった人にはそれが見えている。

目標順位は大学入試の定員から設定している。
中学を卒業するときにその件は伝え高校での目標順位設定の資としている。
だからいまは設定する順位はあくまで15歳までに追うストレッチ目標であり達成目標であった。
本人は喜んでいる様子はなかった。
通過点としか考えていないのだろう。
ヴォクが勝手に喜んだというまでの話。

次のステージへ向け、練習は続く。
順位ではなく単元の進捗や単元の過去問の得点率だけで普段はメニューを組んでいる。
その指導方針はこれからも変わらないが、入試までの残り期間だけはメンテナンス期とし高校内容の学習を進めるのをストップしよう。





2013年04月18日

東大入試、点数開示(入試の成績開示)

東京大学、二次試験の点数開示。
大学の教官による本採点の結果を朝一でご連絡いただいた。

その瞬間、早慶の付属校をお断りし私学トップ校の三年間特待をお断りし浦和を選んだ三年前の彼の顔が浮かんだ。
彼は15歳の自分の選択を全うするため18の春、東大以外一校も受験しなかった。
二月末の二日間に彼は勝負をかけた。


東大を受けるのに過去問を10年しか研究しないなんて中途半端でもったいないことはしない。
部活引退後から東大過去問30年分を彼は研究してきた。東大一橋の入試では大学入試センター試験はあってないようなもの。総合点はほとんど二次の筆記試験で決まる。最低でも過去問三十年分、数学なら100問は自力で解けるくらいになっておきたい。

空間図形でも東大数学ではどういうものが出やすいのか。
確率でも東大数学ではどういうものがテーマになっているのか。
東大数学30年分をやってはじめて見えてくるものがある。


すこし以前にわかっていた下のような不合格の成績開示同様、入試データとして最重要な情報となる。
【合否】不合格Aなど
【志望科類】
【センター得点】/900
【国語】
【数学】
【物理】
【化学】
【英語】
【実際の総合得点】 /550



6年間運動のハードな運動の部活動との両立生活。毎回、光に着く時間から八時半の男とヴォクは呼んでた(いしげかっ!)。

部活動引退後からセルフラーニングを加速し1980年からの入試問題を解いた。一年懸命。たかだか一年分に一週間かけた。

ずっと練習してきて10年、20年、30年分と入試過去問の演習を続けても、本番は1回のみ。
泣いても笑ってもこれだけが本番で一生忘れられない問題となることだろう。

限られた時間の使い方を毎日自分で考え、目標と計画を立て、毎週休みなく実行し、自己ベストを何回もなんかいも更新し続けた。

本番、それでもぶっちぎりの高スコアとはいっていなかった。勝負は僅差。成績開示の紙の小数点以下第4位までの数字がそれを物語る。
難関校の入試がどれだけ厳しいものであるかを思い知る。


数学は攻めた。
東大数学の大問1つを完答すれば20点になる。
数学による点数差は小さくない。
現行の東大入試制度では、この科目の差がつきやすく、合否を分ける。合格者平均点と不合格者平均点の差異はこの科目において大きく現れている。

彼がとった点数。
1教科ごと、2次試験のスコアを見る。
何回もなんかいも見る。
学部別採点。
練習であれだけとった科目の本番がこうか。
よくぞここまで伸ばしたな、見えないところで最後の最後までがんばっていたのだね。
善戦している科目のことを知る。

あの得意科目がこうきたか、苦戦を強いられた科目のこと、想像する。

一回しか受けられない。それだけにいろんなことを感じる。

今後ヴォクも何回もなんかいも見直すことになるだろう。

得点開示結果。
合格最高点、合格最低点(ボーダー)、合格者平均点。
そして彼の本採点結果。
最後の点数共有。
思い出になります。
ありがとうございます。


入学早々、駒場の大学生協で買ったCCレモンを片手に不慣れな道で次の講義の教室を探し、汗だくでうろうろしキョロキョロした初夏のことをなぜか思い出す。

彼もきっとがんばっている。