2007年12月07日

コーチ・えのもと(7)

スクール・ウォーズのイソップみたいにもやし体質でひ弱だったぼくがいままともな体格でいられるのはひとえにコーチ・えのもとのおかげだ。
スクール・ウォーズのおおきみたいに学年一の運動神経やワルの少年たちと混じって練習をさせてもらったことに感謝している。
ぼくはランニングでもイソップみたいに周回遅れだったのだ。

コーチ・えのもとは弱者ほど練習させた。弱者ほど管理した。弱者とつよい部員のテニス能力があまり変わらぬ場合には弱者を試合に出した。

強いものだけでなく弱いものに目をかけるなんて今思えばそうそうできるわけではない。
テニスを教えるように見せかけて実際には思いやりや友情を教わった。部員全員が家族のように仲がよかった。
弱者のぼくが人並みにテニスをし、人並みに試合に出られて人並みに食事をとるようになれたのはすべてコーチ・えのもとのおかげなのだ。

技術はおそわらなかった。なんと言ってもえのもとコーチはテニス初心者だったのでそもそもグリップからしてフラットにラケットを握っていなかった。

テニス初心者がたくさん本を読みながらぼくたちにテニスを教えた。独学式だ。部員を立たせたまま、本を大声で読みだすのには吹き出しそうになったのだが。

コーチ・えのもとの前では不良たちもだまっていた。こわいのだ。ぼくもほとんど彼の目をまともに見たことはない。

コーチ・カーターとスクール・ウォーズのたきざわ先生をたして1.5でわればだいたいえのもとコーチができる(1.5?)。

コーチ・えのもと(8)へ続く。
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