2017年04月11日

定置網勉(3)+きょうの中2理科 イオン化傾向とアルカリ + 立命館へ進んだ子の化学必勝法

入試前一年ともなると急に逆算をはじめてあせって空回りモードに陥るケースが多い。

そういうときにヴォクは先輩たちに聴いた話を伝えている。
定置網のままがいいよと。

急に舟をあっちに移動させ網を張ったり、急に魚が多くいそうなところに網を広く投げるような見えやすい魚群を追いかける学習法に変えていく必要はない。

基本というのは動かずにずっと同じところにある。
入試の勉強で勉強していることというのは新しい領域の半ば未知の場所にはない。

入試に備えて学習するときでさえ、その内容は何十年も前からわかっているような領域のことであり、複数の教科書にみな書いてあることであり、既知の内容であり、たとえば教員ならほぼ皆が知っているような内容のことなのである。学習者が数年後に振り返って考えてみるならば結構かんたんだったと思えるようなことかもしれない。

「高校3年生が仮に(あくまで仮に)高校入試に備えるために勉強する」という仮想的なケースを考えてみたらどうだろう。
あなたが当人なら、まず教科書内容や基礎を徹底的に一通りチェックしようと考えるのではないだろうか。

教科書内容すなわち基礎的なことを深く広く知り、技術を高めるという目的のためには基礎を深くすっかり理解することとかんたんなことが当たり前にしかし素早くできるまで練習することが肝心である。

難問演習、過去問演習、演習、傾向、出題予想、新傾向?

そんなところを探す前にあしもとをごらんよ。
わかっていないことがもうすっかりなくなるまで足もとを見てごらん。

足場はしっかりと固まっているかな?
知っていると思っていたけれど知らないことがなかったかどうか確認してみて。
自分に聞いてみて。

定置網という網は広い海の中でずっと同じところに張ってある。
網は同じところにあって、それでも魚が次々に網の中へ入ってくる。
定置網というものは動かずにただ自分の網をはっている。
網のどこかにほつれたところがなければ、魚がいっぱい入ってくるのさ。

網を次はどこにはろう・・・だって?
ヴォクなら網をもっと丈夫な網にすることを考える。
魚が網に一目惚れするくらいの網になりたい。

plus 「少ない問題を何周もするのとたくさんの問題を解くのはどっちがいいですか?」と高校3年生に聞かれた。

この子は答えを半ば予想しながら、聞いているだろう。太陽系の目立たない惑星クルースンのようにひっそりとしかし重要な疑問だとヴォクは感じる。

光 : 少ない問題がいいよ。でも絶対にごまかさない。なぜそう解くのか、さまざまの解法の可能性や必然性まで考慮した上で、これこれこうこうだからこういう解法を選択したと理由づけしながら問題を解くのであればそれがいいのではないかな。

同じような問題を見たことがあり解法を覚えていたから解ける、だから問題をいっぱい解いて解法をどんどん覚えていこうという姿勢で問題を解くのでは頭打ちする。

いっぱい解く時間を自分の頭で考えるということに使う、その姿勢ですすめよう。

そのためにも今日やった問題は2週間後3週間後に再度解くということが何より重要なことなんだ。

光推薦独学図書リンク↓

きょうの中2化学の質問より

この子は高1の化学まで独学図書を読んで進めている。
鉄や銅の酸化数を聞いたり、きょうは酸化銀の熱分解やアルカリの呼び名についてだったりと質問が深い。将来は薬の開発をしたい子。

光子 : 酸化銀はどうして熱するだけで分解するのですか?

花波 :「イオン化傾向が銀は小さいから。」と言ったら頷いていた。

もうひとつ
光子 : 水酸化マグネシウムはどうしてアルカリと言わないのですか。

光 : 泣くカバ 水酸化カルシウムや水酸化バリウムと違って、水酸化マグネシウムは水に溶けにくいからだね。塩基は塩基でもアルカリとは言わない。
水に溶ける塩基のことをアルカリと言うよ。
イオン化傾向のNaまでとMgの間に線を引いておけば理解しやすいね。
本物のカバは水に溶けないけれど「泣くカバは水に溶ける。」(語呂合わせで了)

plus 立命館へ進学した子。化学が大の得意で勉強法を伺ったときに話してくれたことのメモ。
それが非常によい勉強術でまさに化学の勉強法の必勝法になっている。

理由をオレンジ色で塗り、覚えることは黄色で塗る。
これを高1からずっと続けた。

だからこの子は理由は必ず言え、そして理由が言えるから黄色も覚えやすくなりよく知ってた。

何でも同じ色のマーカーをするのでは芸がない。
このマーカー術はめっさいい。

ほなね。



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posted by ヒカリ at 05:43| Comment(0) | 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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