2015年10月24日

東京から来ている光っ子 plus 体系と暗記の余白で

東京から来ている子。電車の中だけでもお茶の水駅から片道1時間かけて塾まで来る子がいる。(学生時代にお茶の水から横浜まで電車に乗っていたので面倒さは理解しているつもり。お茶の水は夜明けによく友達と歩きながら話をした。広くていろんなものがあるだろうけどヴォクは大学と茶駅の周辺しか知らない。)

高校生にもなれば片道一時間以上の通学を毎日続けるのも珍しいことではない。しかし小学生のうちからそういうことをしてまでこの子はやってくる。目標は聞いている。達成せねばならない。

体育の授業中に骨折してしまい松葉杖、ただいまの塾の授業の帰りは駅までタクシーを使って帰っていった。

授業にせっかく来ているので何かしら伝えることができたらと思って授業を実施した。せめて何か伝えたい。

先週のきょうは高崎線が一時期とまって千葉県から来ている子の帰りの時間がかなり狂ってしまった。
遠いというデメリットがあるので、交通事情を不便に思う。
この点はいかんともしがたいので逆に何かメリットはないのかと考えてみる。

電車の中で暗記を進められるくらいかな。他にはとくに思いつくことはない。

暗記の大部分は電車の中で済ますことができるようになるだろう。
済ますというと暗記を嫌なもののようにとらえているみたいな言い方だが、ヴォク個人は暗記しなければならないという状態は嫌いなのでそう書いている。

いくら原理原則や体系を知ったとしてもしかし暗記を避けて進むことはできない。覚えるべきことは覚えるまで完全に覚えないといけない。

暗記が好きという状態を目指したい。せめて自然に覚えていくというサイクルができるように。
そんなところを目指したい。

というわけで何人かの子に雑談で、どういう暗記の仕方をしているのかを聞いている。それをメモしている。

ある子の参考書には、覚えるべき式だけでなくなぜそうなるのか、どうしたら導けるのかがすべて書かれている。

その参考書は体系を10のパターンで示したもので覚えるべきことを一気に減らすことができるし、式を自分で1から作ることができるようになる。

ただし1からの1だけは絶対に暗記しなければならないのだ。
その1の知識に対してその子は10くらいのメモをその参考書に書き込んでいる。

赤色とあれば赤ペンで青色を示すとあれば青ペンで絵を描き、自分で調べたことをも書き込んで参考書が自分色に染まっている。

あーこの子はそうやってこの教科の通になったのだな、と誰が見ても思うような、一冊の参考書。

あろうことかその子は大学入試の合格発表日にその本をヴォクにくれた。
「せんせい、いままでありがとうございました。質問してわかったことなども書き込んであるので使ってください。」

そういう本はどこにも売っていない。どこでも買えない。
著者の魂と汗と涙と、学生の努力の結晶。

まとまらないまま了。電車の中でできること第1位は本を読むなんだろうけど、暗記を済ましてしまうこともメリットだと思う。(2回目)

先日もある子にその話をした。
高校まで1時間電車に乗っている子。

すると一蹴された。
「酔うのでできないんですよねー」