2012年12月04日

参考書の勉強ページの数値化と浦高入試における内申点の合計について

勉強の相棒たる「参考書」の勉強測定の話。

勉強全体を何周もしてすばやく正確に解決できるようになるにはスピードをつけることが欠かせない。
このスピードだが、時間をかけない方が値は大きくなる(反比例)。
すなわち、時間をかけずに勉強することが鍵になる。
森勉では、いかにたくさん長く勉強するかではない。
森勉では、どうやって速くきょうのノルマを終わらせるかという視点が欠かせない。

「電車が駅に着くまで25分。この時間で暗記例文は15個覚えられるはずだ。」といったスピード意識を身につけることが森勉には必要となる。



ノルマの分量について。
勉強ノルマの進みは時間では測定できない。
「A4・1枚分」を解決したら(1)と数えている。呼び名は自由でいい。森1、N1、ゴンちゃん1。
今日の古文は森(1)、今日の方程式と関数はA(6)、今日の物理はホンダ(3)といった具合に。

月間の計画、週間の予定、日々の目標も参考書問題集をページ化、枚数化することで測定しやすくなる。
計画表には期限や所要時間という欄がつきものだが、作業に時間をかけすぎないために時間の欄があるのだ。
森勉はゆっくり楽しむお食事ではないのでゆっくりした方がいいということにはならない。
制限時間を意識することでスピードが上がるようになる。

しかも、目標時間、制限時間の半分から制限時間マイナス5くらいのうちに終わるように練習を行うというのがスピードをつけるための練習法となる。

さて、スピードをつけるのにいい練習方法は存在するのか。
それは存在する。
一度理解できた参考書問題集の解決すべき「問題」だったものを自力で白紙の上に解いてみることだ。
一回目よりも速く問題なく解けるだろうか。

でも、そもそも難問題ともなると2周回目でも満点がとれない恐れがある。
2年生で入学以来学年一位の子(一度も2位になっていない)2人に2ヶ月くらい前に扱った関数の標準的な問題(難度B)を出した。残念ながら満点ではなかった。

これではいけない。
同じ問題で満点もとらずにどうやって新しい問題で90%(500点中の450入試点)をこえるというのだろう。
スピードをつける以前の話。
一問を身につけないうちは進まない例の話をしよう。

一度解いた問題は思考回路ごと身につけなさい。

一度でいいのでまずは自力で解けるようになんとかする。もがく。
そこがスタート点。

次にホーム図書に定石の記録やメモなどをとっておきそのページをひらくたびにメモも合わせて目を通す。確認するたび思考回路のつなぎを太くすることができる。英単語の意味なら英文の下にメモってあってよい。はじめはメモを見て確認していたつもりが5回10回と反復復習するうちにいつのまにか脳内に書かれているような感覚になるだろう。英文を見ると同時に、たとえ英文の下の余白への書き込みを見なくてさえメモ内容がいつしか頭にうかぶようなる。


記憶を強固にするためには反復してパラパラと確認できる装置をホーム図書にしかけておくという手法が有効になる。

ホーム図書は自分で決めてよい。戻って立ち返ることのできる書物はアンチョコでもよし、まとめノートでもよし、もちろん教科書でもよし。でも一番いいのは愛している参考書がいい。何度でも参照したい本をホーム図書にしなさい。

地理なら地図帳もその役割を果たすことができるだろう。

難度の高い入試問題で90パーセント以上のハイスコアをとることができる人がやっていることの共通点のひとつに、一度やった問題ではエラーしないということが挙げられる。自宅の庭のように知り尽くし扱いが巧みで無意識的だ。
ホームだ。

反対に一度やった問題を身につけないまま寝かせておいて次へ進むばかりでは大きな収穫は期待できない。

自力解決の方針(自分で解けるをもって一日の練習の終わりとすること)、身につけるための反復の仕掛け(無意識にできるようになるまで繰り返しチェックできる仕組みを作っておくこと)などは、一度やった問題を身につけ自分の力とするための基本となる。
以上が例の話。ホーム図書の話と題している。
耳にたこができても言い続けていること。


追加。
中学生の2学期末試験のことも。

ここ三年くらい札幌のSさんの影響で学校の定期試験の問題もよく見るように変化した。いろいろな問題があって勉強になる。問題のコピーはしないが力作の問題には目を通すようにしている。

浦和のO中1年の国語。川柳の解釈を書かせる問題。川柳の解釈は自由であって、文脈がなければ採点基準が定まらない。そういう問題を何の文脈もなしに出題するのは珍しい。

桶川のO東中2年の理科。お茶の水女子の電流の問題や筑波大附属駒場の問題。こくりつ高校の理科はおもしろい。こういうものを定期試験で予告なく出すのは理解度確認、実力測定としてわるくない。問題数も少なくなく、ワークの切り貼りがないのは個性的。生徒にとって初見の問題が多いだろうが、深くまで理解していて実力がついていたら95%以上はとれるような難度設定になっていた。

上尾のO石中1年の数学。比例までしか範囲がないのに原点を通る直線に正方形を絡めて「図形とグラフ」の難しい問題(B難度)を出題。入試問題を改題して思考力が見られるように工夫してある。国語では相変わらず聞き取りテスト。国語で聴き取りテストをしている学校はここを含めて2校しかない。

桶川のO中1年の英語。他学年に同じくこの学校は英語教科書の本文を試験に出さない。これだけ教科書本文を離れる学校はなかなかない。入試に強い教務の推進力を感じる。ことし、教科書が文法重視になるずっと前からこの学校は英語の読み書きを重視している。初見の長文問題を出題し続けるポリシーがあり公立中の英語の中では異色。

さいたま市のO中3年の数学。入試問題レベルで出題予定。90点平均で450をこえるのが将来の東大、京都、医学部レベル。80点平均で400をこえるのが浦和高校レベルと範囲票の余白に書いてあったが、問題が全部入試問題の改題であった。平均点は30点だいだったようだ。定期試験を高校入試に合わせその校内模擬試験として活用しているのが珍しい。

他にも全国の高校入試問題やこくりつ高校の入試問題を出題している学校が今回は目立っていた。
3年前と一字一句同じような問題(コピー)を出すかなりおかしな学校もあれば、全国の入試問題の改題やオリジナルの問題の力作を定期試験にぶつける渾身の問題もあれば、新しい教科書の中の細かい図表やグラフを取り上げてたくさん出題している教科書最重視主義の問題もある。

授業でやったことの定着を見るという点から考えると、出題の意図がわからないような問題もあるが実力をつけるための勉強という点では大きなインパクトのある問題が多かった。

▷埼玉県の公立高校入試問題と解答例10年分
http://selflearning.seesaa.net/article/300999363.html


試験が返却され学年順位のメール連絡が多かった。
このタイミングで入試の配点を確認する子は少なくない。

浦和高校の第二次選抜では満点715点中の215点が内申点である。内申点215点の、全体715点に対する割合は30.1%くらい。

中2の通知票の3と5とは通知票でいえばもちろん2の差であるわけだが、この通知票の学年合計45点は中1の45点と合わせて2学年分で90点になり、この90点に中3の(45点を2倍した)90点がさらに加わって通知票ポイントは180点満点となる。
この180点に特別活動ポイントが加算され320点にいったんなるのだが、浦高の第二次選抜ではこの320点を215点に圧縮する。すなわち内申点は必ず67.2%(0.672倍)になる。
きりの悪い数字だらけで目に見えにくいがじっと見ると通知票はあまり関係ないと考えられる。「あまり」ということばもまたいささかもはっきりしないが、320点を215点に圧縮することのわかりにくさに比べ、ちょうどよかろう。

さきほどの通知票の評定2ポイント差の重みだが同じく0.672倍すると1.344の重さになる。
同じく中2で36の人と中2で45の人を比べると9ポイント差だったものが0.672倍し入試換算すると6.048入試点になる。
中1から中3まで36、36、36の人と、同じく45、45、45の人とでは9+9+18=36点内申点がたしかに違うが入試点差に 換算すると約24.2の差になる。
内申点を見るときにはこの数字を抑えておく。
「オール5に比べオール4は24点だけ不利」といった把握をしてみる。


さて、内申点215点に対して3月学力検査いわゆる入試の点は500点ある。
学力検査点のみでの浦和高校のボーダーラインが仮に400点なら内申点で24.2だけ低かった人はその分を上乗せして424.2点をボーダーラインと考えたらよい。
中2生に「高校入試に接弦定理は出題されるのか」と合わせて内申の数字のことを聞かれたのでここにも書いておく。
接弦定理はよく出た。

こっちのブログはヤフーや知恵袋と同じで書いておらず、久し振りの投稿になった。
花の匂い管理画面を見たらランキングが大分下がっているようだ。

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書きたいことはいっぱいあるのでちょっとずつ書こう。