2017年11月28日

問題を解くときのフォーム(1) plus アドビの『貂明朝』 plus 英検準1級取得者が行ったTEDの講演リスニング学習法 plus 英語をかんたんに習得する方法(1) Tears in heaven

ヴォクにとっておもしろいことがあった。
「化学の溶解度と数学の関数が初見問題でまだ解けないので鍛えてください。明日もよろしくお願いします。」
そのようにメールに書いてあった。謎はあるが積極的でそれはそれで大変よろしい。

計画(中期目標)があるので全体的なメニュー構成を変えるということはしないが、今日やる練習問題群の一番上にそれらをもってきて確認するということは行う。

わからないことがあるのにも原因がある。わかる問題でできていることがわからない問題ではできないままになっている。多くの場合、こういう問題には自分はいつもこうやって立ち向かうというフォームができていないことが多い。

フォームがないまま何回同じ問題を解こうとしても次に新しい問題と出会ったときにまた右往左往する。問題用紙の余白がひっちゃかめっちゃかのしっちゃかめっちゃかのてんやわんやになっている。
というわけでフォームができているかを確認するため解答用紙の前に解き方のフォームの記入用紙(記入フォーム)を用意してみた。

どうなるかたのしみ。

あくまでヴォクの場合だが、めちゃくちゃなフォームのままでいろんな解き方を毎回している子には松井秀喜さんの『不動心』の話をしている。松井さんのバッティングフォームを知っている人なら頷いてくれるのだが、野球なんて見ないんですけど・・・という方はなんだそれ(ぽかん)とした顔で聴いている。なんでも頷いて聞く子は知っていようがいまいがうんうんと頷いて聴いてくれる。きっとあとで読んでわかろうとつとめるのだろう。
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plus フォントが好きでいつもいろんなのを使っている。とくに隷書体などの美しいフォルムを見ると次々と欲しくなる。ほんとにフォントになやましい。

隷書体字典で眺めているだけでも楽しい。アプリ『AnyFont』と出会って、テキスト入力が楽しくなった。たとえば携帯やiPadで文字入力するときにお気にのフォントが使えるかどうかはめっさ大きい。集中力が10倍高まる(花波比)。

アドビの『貂明朝』を早速つかってみた。こっ、これはー、ヒラギノ以来の衝撃。
かわいいなー。バシッ(ローテ入り確定印の音)。

plus 準1級を高校に入って取得した子のやったリスニング学習法。
TEDを聴いた。TEDの講演はおもしろい。面白いから聴く。何度も聴く。それでリスニングが向上した。
ヴォクもよく聴くがおもしろい。熱意以外に、文章で伝えるのと違って講演で伝えるのとは別の技術がいる。講演を聴くとそのスキルも合わせて高まるが、リスニングではその別のスキルの技術はいささかも問われない。
TEDを聴くのにはリスニングに役立つというのをはるかに超えるまったく別のいいことがいっぱいある。
映画を観るのもTEDを観るのも同じように捉えてみるとTEDをアプリーシエイトできる。(アプリーシエイトにはまる日本語はないが appreciate はとてもよい単語だとヴォクはいつも思っている。)

Scriptがあって、何分目のどこで何を言ってたのか何度も聴いたあとにはじめてみる。それが彼女のやったリスニング学習法だった。めっさ素敵だ。

TEDの一例(リンク)
Let’s not use Mars as a backup planet
https://youtu.be/h2KQoHMCwlw

plus 英検の対策を何もしないのに英検の上級に通過するのはなぜなのか。
英語をペラペラ話すことと英語の文法を正しく利用することとは矛盾しない。ヴォクは第2言語を習得する天才ではなく何ヶ国語もペラペラ話せるわけではないが高校の頃から英語はペラペラだった。留学生が来ると世話係はヴォクに振られた。

どうしてそんなに英語ができるのかの理由はいろいろあるがこれまでに書いたことがある。シュリーマンのような努力もしたし、ビートルズの歌詞をほぼ全曲諳んじて歌えるというのももちろん原因の一部にはあるが、それより大きな、しかし実践するのがかんたんな理由がある。
それは、文法に詳しいということだ。高校時代英米の文法書を読むのが大相撲観戦と合わせてヴォクの趣味だったのだ。同じ文法でも本によって説明が異なっているのが楽しくてただ説明のされ方の違いを味わっているうちにヴォクの中で身についたのだ、絶対的な英語英作文法力が。図書館には英語で書かれた英語の文法書がいっぱいあったが非常にきれいで借りたものが英語の教師だけなのではないかと思うくらい保存がよかった。
図書館の中の本たちは学生たちに見向きもされずただじっと開かれる日を待っていたのだろう。
語りかけてきてくれた。ヴォクは英文法の研究にどっぷりはまった。
行き帰りの電車の通学時間がちょうどよい英文法の読書タイムにもなった。

母語としてでなく第2言語として英語を学ぶ場合にもっとも効率的に習得する方法は脳内にある文法体系をその第2言語の中で使うのがうまくなるように文法法則自体を習得することである。

文法はいろいろな表現の共通パターン、共通構造に適用できるルールであるから文法を習得しておけば多くの表現をそのルールに則って使うことができる。
母語話者が無意識にできるようなことでも第2言語話者は意識しながら実用することになる。

一例だが英語を母語としない話者にとって名詞を可算名詞と不可算名詞にいちいちわけて認識するのはルールの理解が伴わなければ相当困難なものになる。
同様にフランス語を母語としない話者にとってはすべての名詞に男性名詞と女性名詞があるということにどんな意味があるのかと想像を絶する驚きがある。

第2言語のみならず他の学習でも似たようなことがある。暗記が多いという状態はうまくまとまっていないということなのである。規則法則を正しく発見し、上手に整理しまとめると個別に覚えるしかないような例外というのは極めて少なくなっているのである。そうでないと生まれる人全員が母語を必ず話せるわけがない。
人間の脳内でかんたんに使えるように文法があり、その文法を参照すればかんたんに多くのことを言うことができる、言語はそんな風にできているのである。

そこで文法の登場である。
文法は多くの言語現象をうまく説明するから文法なのである。
文法のおかげで一を知れば十を知ることができるようになる。実例に出会えば出会うほどそれらを貫く文法の存在を意識せざる得なくなる。実例の背後のルールや法則を確認するたび、文法の守備範囲の広さと深さとに驚くばかりである。

plus きょうの入試英語
この学校は仮定法があれば絡めて出題してくる。この子に仮定法の話をするのはきょうが初めてだった。
仮定法の導入には 歌 Tears in heaven しかない。涙が出てしまうのが難点だ。

ほなね。
posted by ヒカリ at 05:43| Comment(0) | たまぼく | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月17日

鵜呑み plus 新たなる挑戦 全部乗せで(3) plus 駿台全国模試・高校受験公開模試

めっさ好きなラーメン屋(つけ麺H)に行くときはヴォク自身のポリシーとして、まず朝から何も食べずお腹がぐうぐうなるまで待ち、いざ店についたら全部大盛りの全乗せしか頼まない。これはこのお店H屋に2回目に行ったときからずっと自分が心がけている工夫なのさ。ただ困ったことに最近全部平らげるのにいささか苦しさをおぼえることがある。もっとあっぱれなお客さんになるとスープ割もいただいて一滴残らず飲み干してと、上には上がいるもんだなーヴォクです、みなさんお波〜。背中があつい。
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でね、空回りしたくない。全部のっているからといってチャーシューだけでごはん3倍いけるくらいうまくて野菜もやし大盛りだけでごはん3倍すすむくらいうまくてその上メインのスープに麺があってと、いっぱい食べるからといっても絶対に1つ1つをゆっくり味わいたい。

それと同じでいくら教科をいっぱいやるからといって、なぞるように表面を学習するだけではなかなか時間をかけても身についてこないし結局うわべだけの知識しか身につかない。

いっそ1日1教科とことんくらいの覚悟をきめて原理から理由から何から何まできっちりおいかけて深いところまで突き詰めて考えた方が後に残っていくのはずっと大きい。

そもそも表面を何ページもさらって問題解くだけというよりも、3ページだけでもじっくり何度も読んだり書いたり考えたりして読み込んでみる方が、夜寝るときに本が閉じた状態の時にも脳内に何かは残っていてその何かが残った状態で睡眠をとって長期記憶に叩き込んでいくという方が長持ちするもんだ。

だからね、ヴォクはあくまでヴォクの場合は、分厚い参考書であっても焦らずにあえてそれを選んだもんさ。だって詳しいのだから。書いていないものは読めないし読めないものを考えるのは難しいもんさ。でも書いてあれば読めるし読んだら考えるし考えたら理解が深まるし発見があるしでいいこと尽くめでさ。

原理原則にまでさかのぼるのは一見面倒くさい遠周りの道程のようでありながらも、逆に個々の現象を一貫して貫く性質が見えている目を持てるようになってしまえば、かえって楽に1つ1つの現象が直ちにスーっと理解できるようになって結果的には近道になったりすることさえある。

まー、遠い近い考えなくてもどうせやるならやったろうじゃん!の気持ちで一番深いところまで考えてみようかと狙うのは楽しいことなんだ。

plus 物事を学ぶ方法のひとつについての素晴らしいトーク。
https://youtu.be/5MgBikgcWnY (TEDへのリンク)




plus 中3の子が駿台模試の結果をまた持ってきてくれた。毎回届いた後に持ってきてくれる。今回も普段の練習通りの結果になっている。前回もそうだったし次回もそうだろう。

模試で自分の力を出す秘訣のようなものがないか聞いてみたら教えてくれた。「良すぎる結果が出ても困るので力のままありのまま普段のままをこころがけ肩の力を抜いて臨むのを意識しています」というようなことを話してくれた。

真似したい受検の仕方だと思った。ふつう模試となると力(りき)む。

視力検査ではどうだろう。目を細めてがんばりすぎていい結果を出してしまうだろうか。普段見えないはずのレベルの文字を目を細めて勘を働かせまくって見えてしまうとメガネの度が合わず自分に合わないメガネが完成してしまう。それだと困るから視力検査では力まない。

模試でも、普段のレベルまで解くようにし無理をしないようにしたらいいと意識して試験に臨む。ヴォクはこのような話を聞いて「視力検査式模試受検法」だと思った。

目標順位の話はしたことがない。1番でも2番でも何番でもいいと思っている。
この子の場合は、単元ごとで満点をとることを意識している。目標は酸とアルカリで満点、目標は酸化と還元で満点というように。
入試問題には出題範囲がある。単元の中をきちんとすみずみまで広く深く練習するということが最重要なことだ。

逆説的な話になるが、範囲内を深く理解するためには範囲外を広く知る必要がある。良い問題には背景があり背景をつかむには広い問題意識が必要となる。

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これだけはやっとけ!ここが出る!というようなポリシーで新しい何かを学んでしまうのはもったいないことだとヴォクは考えている。ねこのように広い好奇心とニシオンデンザメより深くもぐる研究心を抱くにはどんなことがいいだろう、というようなことを思っている。



plus 勉強するときにどこに重きを置くのか? 

勉強で大事なことは問題を多く解くことではいささかもない。手を広げ過ぎるとどれもこれも中途半端になることが多い。人間に与えられた時間は多くない。

問題の背景を深く知り、理解する納得する会得することである。根本を理解することができれば周辺事項まで含めて一気に見通しがよくなるものである。
背景と根本、勉強する際には、そこに惜しみなく時間を使う方がいい。典型的な例題を解く、そこまでは誰でも同じ。しかしその一題からどれだけ学べるのか、その一題でどれだけ深く考えるかは個人差が出る。問題の出題意図は何なのか。解法のポイントはどこにあるのか。技術的に見た瞬間から手を動かしてさささと正解に至るまで解き切ることはできるようになったのか。

とそんなことを、東京大学に進んだFさんが話してくれた。この方が光塾に置いていったノート類には思考の軌跡がいっぱいメモしてありめっさ楽しい。

plus 鵜呑みは危険。
調べるとわかることを聞いた子がいる。こっぴどく言う。鵜呑みするなと。
川が好きで岐阜に暮らしたことがある。天草の漁師の家系に生まれ、魚をとることは幼い頃から好きだった。岐阜で鵜の漁をボートの間近で見たときの感動といったら。鵜呑みという言葉が生まれたのがよくわかった。

理由のあることなのに理由を考えないということは、こと学習ということにおいては致命的となる。
因果関係は入試でも最も尋ねられることの一つであり、難関大の記述試験では半分は因果関係を問うていると言っても過言ではない。 ほなね。





posted by ヒカリ at 05:56| Comment(0) | 北辰テスト結果、全員偏差値68 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

新たなる挑戦 全部乗せで(2) plus KENを脱出して plus 学年一位にまで上昇した後に

布団の上でも寝袋に寝るとあったかい、ヴォクです、おっ波〜。マミー型はさすがにアツすぎるので封筒型だよ。

でね、方向音痴なんて言葉があるが、たとえばあくまで例えばだが、方向音痴の人がはじめて銀座にきてJRの駅から銀座のとある文房具屋さん、仮にI屋のG店と呼ぼう。そこまでたどり着けるかって考えてみたらいい。

そのときの道具はかんたんな地図がいい。目印はできるだけ少なく。銀座にある細かな名店も省略して駅からG店までできるだけ少ない目印だけを探しながら歩けばたどり着きやすくなる。

これと同じで、苦手科目というのは方向が見えない。自分は全体の中のどこにいるのかが全く見えていないわけだからまず全体自体を薄くする。
参考書には重要なこと、とくに考え方を中心に書かれているようなものを使う。
その本は極めて薄くてよろしい。科目の原理原則と考え方がズバリ書いてあって、例は厳選し、あえて少なくしてある。

いくら苦手でも薄いその内容を攻略することならなんとかなる。
そして一周廻してしまう。
一周回してもまだ終えない。
中味を全部覚えるまで6周回以上まわす。回転数を稼ぐことは大切だ。反復しているときには覚えていなかったところで脳がくやしがる。今回は覚えるぞーって、脳が力を出してくれるようになる。3、4、5周回目の脳は強い。

森勉シリーズで書いたが、1周回目を早期に、28日から3ヶ月くらいで実施し、あとは余った時間で何周も廻す。それによって、地図が入手できる。1日に1章にしぼって一章懸命7回程度読めばわかってくる。1周回目がきついわけだがこの本だけはなんとしてもの気持ちで読み込み考え込み読み込んでいく。解いていく。

土台の構築が終わった後に地図を入手した。
たしかにその地図はかんたんな地図には違いない。しかし6周した地図の上でなら自分がどこにいるのかが見えるようになっている。
方向感覚をもった状態になっている。

元苦手科目現方向感覚付き科目ときたもんだ。進まない進まない進まない進むだったのは昔のこと、今はどこを開いても地図の中のどこにいるのかがわかった状態、そこからどこかの細部を少し詳しくやるのは大変なことではなくなっている。

7周目に行かず今度は基本的な参考書にいよいよ進む。この時は骨抜きがされていない箇所もある。本物の地図は以前の地図より細かい。全体がパッと一目で見えない代わりに細部にたくさんの情報がつまっている。
今度の森の中にはいくつもの難所があるだろう。はじめはそういうところは避けてやさしい木から見てみるようにしたらいい。
難しい木や林は後に残しておく。それでも地図全体がもう頭の中にあるんだ。後からまた戻ってきて難しい木にアタックすることもしやすくなっている。

plus GG(ギックリ腰)から脱出したりKEN(腱鞘炎)が発動したり脱出したりした秋になった。
ちょいと手に自分で調べて買ってきた動かさなくする金具やサポーターをしていて実際身動きが不便な週があったのだが、とある光っ子が帰り際に「お大事にしてください」と。

あー、なんて素敵な子なんだ、そしてこんな人を育てた親御さんはなんて素晴らしいんだーなんて勝手に思ってた。

思っててもなかなか言葉をかけるまでふつうは行動できないとおもうのだけど、日頃寡黙な方がこういうときに限ってそんなことを言うだなんて、ヴォクはいま猛烈に感動しているイン オータム。 ほなね。

plus 見えるものが変わってくる。実力テスト学年一位はとってほしい。
今回の中間試験では、中学生の過半数つまり半数以上の子がそれぞれの在籍中学校のが学年一位をとっていた。
自己ベスト更新を繰り返していけば次の試験、次の次の試験では可能性は増す。

大きくなりたい、強くなりたいという人達なので普段は学校の範囲はまったく扱っていない。
過去問は1題たりとも扱っていない。
定期試験前には普段の範囲に加えて教科書範囲の総ざらえを行なっている。

学校のテストで高い点を取る方法は1つあってそれは授業を聴くことだ。すべてメモをとるでもいい。
わからない点を持ち帰って復習するでもいい。
定期試験のスコアはいかに日々の授業生活を活用するかで決まる。授業を考えて聞く。自分の手を動かして確かめる。知らなかったことはノートを見ないで自力でできるか練習し再現できるようになるまで練習してみる。自分ならどう教えるか考えてみる。やれることは少なくない。圧縮して授業中にそれらのことまでやればよろしい。

ある、エラーを少なくした方が話してくれた。
ミスの傾向、どんなところでエラーが出るかの集計、データ取りを二ヶ月間毎日続けました、と。
あまりに素晴らしいことを実施している。500点満点近いスコアをとってきている。次回は500点なのではないか、そう思わせるくらいのスコアをとってきている。この子の自分で編み出した練習法、データ取り。
そのデータ取りのことを後輩に伝えたいと思う。

plus さようなら六角家。
また埼玉から電車に乗って食べに来ましたぁ。と言うと、六角家の大将はだまってトッピング全乗せで出してくださった。きょうははじめて食べた時のラーメンを注文したのに。それが味わえるだけで幸せなので「自分で支払わせてください」といったところで聞いてもらえなかった。学生時代週に3回くらい通ったこの味。あー、うまい。行列で何十人ものオーダーを固さ、濃さ、脂の区別ごと暗記してしまうあの方はいまはもういらっしゃらなかった。でも、このラーメンの味は、はじめて口にしたあのときと変わらない、衝撃的に美味しかった。




posted by ヒカリ at 05:48| Comment(0) | 考える帽子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする